「祇 くにつがみ」ミニチュア制作記#1 社・拝殿
祇のミニチュアの中でも最も複雑な形をしているのがこの社のミニチュアです。スケールは1/48想定で製作しましたが、扉の部分を大きめのスケールで製作するなど、ある程度スケールフリーに対応できる作りにしました。
全体のプロポーションを見るため、最初にラフな模型を作っています。
ドアも大量に製作されました。どれがどの位置に来るのか判別するため、裏に番号が振られています。格子部分は、プランターの底に敷くネットを使用しました。
欄干の部分の装飾は爪楊枝の溝の部分を使用しています。
お湯に木の棒をつけて曲げ、屋根の装飾を製作しています。
社の特徴的な屋根の形は、スチレンボードを何枚も重ね合わせ、隙間に粘土を盛って製作しました。
屋根のテクスチャーは抽出後のコーヒー豆の粉をはりつけて製作しています。
文・石井那王貴