#16「お前は鰈だ。泥にまみれろよ。」 今中雄策
あなたがこの文章を読んでいるということは、徳島大学フットサル部が全国大会を制覇し、今頃、僕は家で餅をいっぱい食べていることでしょう。雑煮よりもぜんざい派です。昼食がぜんざいだけなんてこともあります。タンパク質摂らないと。
全国大会まで二か月を切ったので心境を語っていきます。徳島大学フットサル部2回生の今中雄策です。
僕は、チームの幹部の一人です。少しは信頼してもらえているからこその抜擢ではあると思います。ですが、人前に立つことはあまり得意ではないし、組織を動かせるほどのカリス マ性も持ち合わせていません。はっきり言って、僕はコミュニケーション能力が完全に不足しています。今まではそれでいいと思っていました。自分には他に魅力があるだろうと考えていました。しかし、そんな甘ったれたネガティブ敗者メンタルではチームを引っ張るどころか、足を引っ張ってしまいます。全国大会は総力戦です。徳大フットサル部が勝つためには、プレイヤーか否か、試合に出るか否か、それらは全く関係ないと思います。チーム一丸となって戦うために、僕が積極的に輪を作っていきます。勝者のメンタリティーをこの二か月で身につけます。
徳大のフットサル部が全国大会に出場できるのは、4 年生をはじめとする先輩方の力のおかげです。僕は試合に出さしてもらっていながら不甲斐ないプレーの連続で、迷惑かけてばかりです。プレーの部分で何一つ恩返しできていません。全国大会までの期間には毎週のように試合があります。そのなかで活躍できるか、正直自信はありません。でも、不安は全くないし、あきらめてもいません。うまくいかなくても、次につなげる。声を出す。チャレンジングなプレーをする。へたくそなりに泥臭く、チームに貢献できるよう頑張ります。できれば、 僕のおかげで勝つ試合があればいいなとほんの少しだけ思ったりもします。「同点の場面で 途中出場し、コーナーからのゴラッソを決めて逆転。そして、両手を大きく広げて歓声を聞くようなパフォーマンスをする」そんな光景を妄想しています。もしくは、「左サイドでボ ールを受け、右手でピヴォに離れるように合図。そして、相手の右アラとの完全なる一対一。 アイソレーション。自分のタイミングでカットインからの狙いすました強烈なシュート。相手のゴレは全く動けずにゴール。そして、逆転。」これは僕でもできそうなのでやってみよ うと思っています。
チームとしても個人としても課題は山積みです。ですが、成長は少しずつしている実感があります。つねにチーム内でフットサルについて話合い、高めあっています。最高の仲間と共にチャレンジャ ーとして全国大会を全力で楽しみます。応援よろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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