歌う文豪、宮本浩次さんに出会って救われる。

いつも聴いてるYouTubeのラジオ番組で、「恥ずかしいバンド名」に関する会話が流れてきた。『おこりんボーイズ』『アフリカ大陸』『童貞パンクス』…etc.
だっさwと笑いながら聴いていた。

そんな中、「エレファントカシマシって最高にかっこよくね?」そういう声が聴こえてきた。話題がかっこいいバンド名の話になっていたようだ。

確かにエレファントカシマシって名前、かっこいい。エレカシって略も語呂がいい。
でも、エレカシってどんな歌を歌ってるかあんまり知らなかった。


後日、いい曲ないかなーと思ってiTunesをみていた時、その名前が思い浮かんだ。かっこいい曲…名前……今こそエレカシやん。

調べるまでは『さぁ頑張ろうぜ〜!』でおなじみの『俺たちの明日』とドラマ『宮本から君へ』の主題歌『Easy Go』ぐらいしか知らなかった。


でも、調べてみると『今宵の月のように』や『悲しみの果て』など、これ聴いたことあるぞ!ってものが多かった。そしてどれもめっちゃいい。。。

もっとエレカシを知りたい!と思うと同時に、エレカシ初心者にありがた〜い動画がYouTubeのおすすめ欄に上がってきた。

この動画はまじでよかった。新規の人におすすめの5曲を選んでくれていたからエレカシ知らない人はとりあえずこの動画見た方がいい。
あと、本当にエレカシのことが好きなんだろうな〜ってことが伝わってきた。ここまで熱く語られたら、おすすめしてきた曲全部聴いてみるしかないじゃん。

てことで、聴いてみたら、まぁ案の定ハマった。w

浅い表現になってしまうけど、歌詞がちゃんと伝わってくるの、ミヤジさんの歌声は。

これまで、自分は23歳ってこともあり、フェスによく出る邦楽ロックバンドをよく聴いていた。勢いのある歌は最高に盛り上がるし、めっちゃ好き。
でも、ここまで歌詞がグッと伝わってくるバンドはなかった。(個人的にね)

なんか、ミヤジさんはめちゃくちゃ歌上手いし、パフォーマンスも面白いけど、それ以上に独自の世界があるというか、歌手なんだけど作家っぽいと思った。歌う文豪、ってイメージ。


ここからは自分の話。

最近、何もかもがうまくいかず。厄年やべーって笑ってたけど、結構しんどくて。
仕事終わりに一人で川辺を歩いてると、「何やってるんかな〜自分。」って考えることが多くて。
コロナの影響でリモートワークになり、人との会話も減って、なんか、自分の存在価値というか。その辺のことを一人で悶々と考える時間が増えて。

多分、視野がどんどん狭まっていたんだと思う。でも、そんなことにも意識が回らず。

毎日しんどいなーー。って思ってた時、エレカシ、ミヤジさんに出会ったんだよね。

それから毎日エレカシの歌聞いて、ミヤジさんの魂の歌声とメッセージが伝わってきて。ミヤジさんのソロ曲になるけど『冬の花』を聴いて、人生で初めて歌で泣いた。w

悲しくって泣いてるわけじゃあない
生きてるから涙が出るの
こごえる季節に鮮やかに咲くよ
ああ わたしが 負けるわけがない
【冬の花 歌詞より】

ここが、何回聴いても鳥肌立つんだよね。なんか、宮本浩次さんに出会えてよかったなって思った。

皆さんはご存知だと思うが、ミヤジさんは耳が聞こえなくなる病気にもなっていたそうで。そこから復活して、こんなパフォーマンスを続けるの、人並みな言葉になるけど本当にすごいと思った。
なんでそんなに頑張れるのミヤジさん。

病気から復活後すぐに、こんなかっこよくて歌詞もいい歌作れるもんなのか。とにかく歌もその姿もかっこいい。
評論家じゃないから、音楽性ガーとかは全くわからないんだけど、他人の人生に影響を与える素晴らしいアーティストなのは間違いない。

今、一番聴いてるのは『桜の花、舞い上がる道を』かな。これも歌詞が良くて。最初は普通に桜の情景を歌った歌かなーって思ってたんだけど、

でも例えりゃあ人生は花さ 思い出は散りゆき
ああ 俺が再び咲かせよう

明日輝くために息も切らさず走り抜けた
過去を 未来を 自分を 遠回りしてた昨日を越えて
桜の花、舞い上がる道を
【桜の花、舞い上がる道を 歌詞より】

そんな単純な話じゃねーぞって感じるようになった。これも、まじで泣ける。(どんだけ泣くねん)

ありがとうございました

だらだらと書いてきたけど、伝えたかったのは、宮本浩次さんに出会って救われたってこと。毎日しんどいのに変わりはないけど、頑張ろうって思えるようになりました。

知るきっかけを作ってくれたSUSURU TV.の皆さん。
ハマるきっかけを作ってくれたおまけの夜のお二人。
エレファントカシマシ、並びにスタッフの方々。
本当にありがとうございました。


いいインタビュー記事を見つけてきたから追記
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