記事一覧
11 Theme From the A-Team/Mike Post & Pete Carpenter
そもそもがなり手が少ないところに持ってきてその希望者の誰もが適性を持つ訳ではない、それが狭き門と言われる所以。
先ず求められるものは健康。
なにしろ人間が習慣としていない行いをする、しかも定期的に、となれば身体側が危険信号を発さないとも限らない。或いは反復して行う内に順応が見られるかも分からないがそれが身体にとって好き経過なのかどうか、請け合うものは誰もないだろう。
然らば先ず求めら
10 Twist Of The World/電気グルーヴ
昼はサンドウィッチとデカフェのラテ、夕方以降はハンバーグプレートと自家製ジンジャーエールが人気メニュー、バイパス沿いのダイナーがかずこの、現在の職場。
近所に住む年金暮らしの凡二郎に隙があるように見せ掛けて尻を撫でさせれば千円、長距離ドライバー兼YouTuber、ケン坊の食レポ動画撮影を手伝えば千円、そうしてチップが積もれば貯金もしながら不自由なく暮らせる、ならばビッグライトを照射したバスケ
09 A.D.I.O.S/The Mirraz
目が、醒めたら。
いやさ意識の上では瞬きをした間に、全てが終了していた。
左腕、関節の辺りに点滴を挿され、それが麻酔であるという説明を受けたかどうかの内に落ちた、給電ケーブルを引き抜かれたみたいにがくんと視界が。
そして次に光が戻った時には部屋が移っていた、寝台の上に仰向けで横たわっていた。おむつをあてられ脱いだ筈の下着を穿かされていた、GUで購めた三枚1,000円のボクサーパンツだ
08 とん平のヘイ・ユウ・ブルース/左とん平
どんな娘かと訊かれ、ちんちんを踏むのが上手そうな娘だと正直に応えられなかった事実がなによりの証左、俺の魂は今の今まで死に続けていたのだ。
いやさしこたまの麻酔を都度に射っては眠らせ続けていたのでありそうやって葬っていたのだ自らの手で。
2,000万円。
即ち老後資金を貯めるべく、時給896円の最低賃金で粉骨砕身、疲労困憊の内ほうほう帰宅したならコンパニオンガールにもむくりと起きない、
track 19 「オフ会でファンだっていう娘に」
母親が死んで仕送りが止まった。
いつか必ず訪れる事態と理解をしていたが故、予想される経済的困窮に対する不安は小さく、むしろ父親と顔を合わせたくない一心で以て母の葬儀を出席せずに遣り過した自らに対し落胆している精神状態のあって、これに驚いた。
詰まり十年を超える自堕落の先で未だ感情の死んでいない自分と邂逅を果たした次第、ならばと希望を思った。
一念発起、サイドメニューのちゃんこ鍋が人気
track 18 「偶然性に全賭けしたい民」
母と、高校一年生になる双子の兄妹、以上が三塚家の家族構成。
住居は戸建ての賃貸、トイレは一階にのみあり、冷蔵庫の容量は380L。
双子が小学四年生だった年以降、どこかのタイミングで母の千秋が文筆業で一本立ちした。現在までに経済的困窮を実感させられるような出来事は、双子の兄、松理の記憶の上では起きていない。
それでも彼が、コンビニエンスストアで、個人の感想盛り々りのポップで変わり種ペプ
track 17 「変な会合とかに参加」
「昨日でしたよね、エリアマネージャーと呑み。どうでした」
「最悪。店員さんにタメ口利くタイプだった」
「やっぱし。だから言ったじゃないすか、絶対人間性ゲボですよって。うちらダシにして店長にアピる感じとか、そんなん誰が言ってた必勝テクだよって」
「ね。その忠告ちゃんと聞いとけばって後悔してる」
どす恋バーガー宝町駅前店、午後四時二十五分。
バックヤードで制服に着替えながら店長と軽く雑談
track 16 「出来ると思ってやるっきゃ騎士」
赤ん坊や猫が、じっと虚空を見詰めていたならそこになにかが確かに在るのだ、とする俗説に照らせば彼もまた何某かの存在に勘付いていたのではないか。
「此羽さんが」
「うん。前に、閉鎖されたビルの中に円将がいてそれを知らずに俺が後から行って、て事があったじゃん。そん時の円将みたいな顔してた」
小此木木野羽、通称此羽、市立宝町高校の二年生。
携帯の電波はおろか外来語も届かない山奥の孤児院出身者
track 15 「とか言う積もりだったでしょ」
おそらくはなんらかの執筆仕事の為、母の千秋は二日前から作業部屋にお籠り中、となると三塚家に於いてその代役は、双子の兄の松理の務め。
バイト先のハンバーガー屋で購めた皮付きフライドポテトばかりを食べたがる妹のるるに、同じく、自身のバイト先のコンビニでもらった消費期限切れの廃棄弁当を食べさせるべくに世話を焼く。
「プリン。プリン。松理さんプリン」
「プリンは後。弁当を食べ終わった後。芋ばかり
track 14 「るねっさーんす」
実店舗を構えて以ての物理的看板の掲出が然程有意でなく、むしろ都合が悪い。更に言えば実務以外は特段にすべき事も少なく、それもほぼ、指先を僅かに動かしたら終わる。
だから仕事の依頼のなければ喧嘩代行を副業とする高校生などというものは、第三者に判断を委ねれば、だいたいそれの平均層に分類される。
詰まり死屍毒郎、通称死郎の放課後が退屈極まるのは彼にそれを楽しくする才覚の備わっていないが所為ではな
track 13 「俺の保健室へようこそ」
小虫が。
市立宝町高校の直線型校舎一階、昇降口直ぐの保健室を訪ねたなら詰まり、そういう事だ。
引き戸を開け放つ前に既に、目蓋から裂き始まり頬まで届く裂創を、嵌まるもののない眼窩を、恥を叩き売るみたいに曝していた。
肩掛けの詰襟も仮初め、右肩留めにした襤褸布に包ませたなら躯は、生きた心地を取り戻す。
半歩引いた右足に体重を預け、財政難に喘ぐ地方都市の町興しイベントに出席中のゆるキャ
track 11 「あそこですあそこを締めてください」
もういいぜ。
もうええんかい、もうええんやったらもうええわ。
また聞いて。
いい加減にしろバカ。
一旦やめさせてもらいます。
はいぶぱぱぶぱぱぶぱぱ。
などなど。
即ち紛糾する議論を締めるべくに投下すればたちまち効果を発揮する文句、それらは膨大な数が考案されてきた筈なのに、しかし、今、眼前で、現在進行形で、行われている話し合いを吹き飛ばすに相応しいそれに思い当たらず、
track 10 「じゃあ今晩。夢で逢いましょう」
電車が、然程の誤差もなく決まった時間にホームに滑り込んだなら既にそこで待機している乗るものたちの迷惑にならぬよう、降りるものは降りねばならぬが道理、その流れを止めず従う事が即ち社会活動。
秋には月見バーガーを食し、正月には神社に詣でる、特段に祈願したい事もないから賽銭がどこに飛んだかは問題にしない。
花見の際、SNSで繋がった大学生に酒の代理購入を頼んだなら見返りに手仕事を授ける、夏休み
008ch このはてしなく遠い男坂
表向きの理由は概ね体調不良。
先ずは編集担当のロイさんから、暫く定例の集まりには顔を出せなくなるとの連絡があって。
次に、編集助手のルイからプロジェクトからの一時離脱を決めた旨の連絡があって。
そして、22.10.13に予定していた定例の集まりに、アニメに関して喋らせろと希望して企画に参加してくれた新人さんから行かれないとの連絡があって、このままフェードアウトなのかそうではないのか分からん現
007ch 5-2+1-1+1という混沌
22.7.26
ジモティー経由で出演希望の旨、ご連絡くださった方と面談。
二日後に定例会があって以て現状本企画に参加しているメンバーが皆揃う、なのでそこで活動実態を見てもらった方がマンツーの面談よりハナシが早いと思いますがどうすか、という提案を事前にしたもののいきなり都合はつけらんないとの事でこの日に。
果たして。
チャンネルのメインにと考えている動画番組「ダメ恋話で更ける夜」のMCに加え、