統合報告書のフレームを考えてみた
●統合報告書のフレーム
年々、企業経営における
財務情報ではない非財務情報の重要性が
増していると言われています、
つい先日も展示会の中で、
一緒に行かせていただいた方とその話になりました、
さらに、その前にある本を読んで、
・財務情報は規定演技
・非財務情報は自由演技
という言葉が印象的で、様々な企業様の統合報告書を拝見し、
今後のためにおおよそのガイドラインをまとめてみました、
今後はこの中でも環境に関すること、のウェイトが増してきますね、
下記のフレームはサステナレポートなどにも引用できると
考えており、自社でも活用するかもしれません。
弊社は上場を目指す企業ではありませんので、
ブランディングのための活用となると想定されます。
●コンテンツ
事業全般に関すること
・企業として大事にしている価値観
・社史
・ビジネスモデル
・内部資本・外部資本の明確化
・事業上のマテリアリティ(課題)とその選定および評価方法
・マテリアリティ、関連SDGs、実現したいOUTCOM、課題、施策・KPI、直近目標
・価値創造図(オクトパスモデル)・・・INPUT、ビジネスモデル(マテリアリティ)、OUTPUT、OUTCOME
・中長期の計画
財務情報
・業績等(事業部ごとに記載している場合もあり)
環境に関すること
・脱炭素社会についての全社的方向性
・気候変動への現在の取り組み
・TCFDについて
1気候変動に関するガバナンス体制
2シナリオの範囲の特定および決定(3~4℃or1.5~2℃)
3気候関連リスク・機会の抽出
4上記のリスク・機会に関する評価(事業影響の定量化)
5潜在的な対策の特定
・サステナビリティの推進体制
・非財務情報と財務情報の繋ぎ込み(ROICツリー)
非財務情報
・人的資源をどのように生かしていくか
コーポレートガバナンス
・ガバナンスおよび内部統制システム
・スキルマトリックス
事業説明
財務・非財務情報サマリー
社内体制サマリー
●統合報告書は何のためにあるのか
この問いへの回答はどの角度から考えるかで
変わります、
私は「ファンづくりの道具」と表現しています
社内外関係なく、です。
お堅く表現なさる方もいますが、私はあまり得意ではありませんので、
上記のように表現し、しっくりきています、
MBAの仲間でも難しいことを難しく言う人がいますが、
1つのトピックスについて詳しくない人の方が多く
そちらに合わせる、のが自身のポリシーです
と言いつつ、これからファイナンスの講義です
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