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美句磨釉譚 〜ことのはの魔術師の苦悩

彼女はことのはを自在に操る
さらに磨き 釉で彩る

そうして形になるたび 傑作として称賛を受ける

皮肉にも 神様は彼女に優しくない
彼女の最も望むものを 出し惜しみする

娘のことのはが 聴きたい

親なら 誰もが持つ ささやかな願い

きっと それは神様からの試練
きっと いつか乗り越えられる
親と子の 家族の つよいつよい絆で

「おかあさん」 

「おとうさん」

いつか聴けるよ まほうのことのは

#とことこてー
#おうえん詩

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