ただ 愛してほしいだけ
食材を 安く仕入れて
調理して 美味しくいただく
お腹を満たす フードロスを減らす
そんな 些細な幸せ
釣りに出かけて 太公望になる
海風と 海鳥の鳴き声に 癒される
大物が釣れるときの あの竿の重さも
たまらないよね
ひとりで ショッピングモールを歩く
家族連れ バカ騒ぎする一団 恋人たち
僕の中の闇が 少しだけ顔を出す
愛されたい
純粋で 単純な願い
闇が広がる 飲み込まれそうになる
抱えているものは 小さくない
何度も毒も 吐いてきた
それでも 生きようとするのは
生きていることを 無駄にしたくないから
願わくば
声をかけてほしい
手を差し伸べてほしい
愛してほしい
あのとき 手の届かなかった世界に
僕を 引き入れてほしい