保育の世界で、若者が潰れるワケ。
最近、自分の中でとっても腑に落ちた話がありました。
それが、
「学校の先生は社会に出ていないです」とゆうこの言葉。
ああ、そうゆうことだったのか。と感じたことがその一言でぱ~っと頭の中に浮かんできました。
なので今回は、あくまで個人的な
考え方ではありますがこの言葉をきいて感じたことを綴っていこうと思います。
社会知らず
保育の現場って、上下関係が厳しいんですよね。
例えば、
新人の先生が、休憩をしていたとしても
先輩が荷物を運ぶのに困っていれば「私が運びます!」「一緒に運ばせて下さい」
スムーズにこの行動が出来なければ、後でグチグチ言われたりします。
休憩中なのにスムーズにできなければってどうゆうこと…と思いますよね。
私も仕事をしていて、学校で座って学ぶよりも現場での経験年数の方が役に立ち、指導力がつくことはもちろん感じていました。
なのでそれも分かりますが。
いくつかの園で働かせていただきましたが、
この例えのように、
私の方が先輩なのよオーラが放たれている先生や
上下関係が厳しいのって
ある一定の年齢の方が多かったように私は感じました。
それは、
新人時代にそれを自分が受けてきた先生です。
(もちろん違う先生もいますよ?そこはご理解いただけると助かります。)
私はこうされてくる中でも耐え抜いて、今この役職についたの。
あなたは経験がないからまだまだね。
こんな気持ちなのでしょうか。
どんだけ黒いの、怖いわ女の世界…って感じることだらけでした。
けれど、冒頭の言葉に出会って腑に落ちたのです。
右から左
そう、社会を知らないんです。
保育の世界でしか生きてきていないから。
教育界はとても独特です。
サービス残業は精神的に削られる部分があっても
それが普通だと思ってしまうんですよね。
働いていくってこうゆうこと。と感じるからなのでしょうか。
また保育の世界から離れたくても離れられない理由は
たくさんありますよね…
辞める時も時期を考えないと辞められない。
担任を持っていれば、クラスのこどもたちを投げ出すこともできない。
けれど、翌年辞めたいにしても
クラス分けを考えていくから半年前には伝えないと
辞められない…
辞めます。と伝えたらところで
日々残業や持ち帰りの仕事が多すぎて
新しい仕事を探す余裕すらない。
保育の世界にいると、
自分ができる仕事はここしかないと感じて転職にとても
大きな壁を感じる…
ざっと考えるだけでもわたしはこれだけ浮かびました。
同じ悩みを抱えている方は
共感していただけたのではないでしょうか…
だからなんですかね、
そんな独特な世界で何十年も生きてきた人達は
その色に染まってるでしょうね。
(何度も言いますが、そうではない方もいることはご理解下さい)
私も目の前で ひどいパワハラを受ける新任の先生方を見てきました。
とても心が痛く、辛かったです。
そのせいで、自信がなくなったり、心が病んでしまう先生も見てきました。
もうね、
話しをきかないことはまた上司の機嫌を損ねてしまうので
右から左。これが1番ですよねほんと。
少し私の話しを挟みますね。
私は保育士になる前に事務の仕事も少しですが、経験しました。
その上で保育士を諦めきれず、決意して転職しました。
でもそれで本当によかったと今は思います。
1度社会にでることでとても考え方が変わることを
自分自身感じたからです。
私が冒頭の言葉に出逢ったとき、
「いいなぁと思う先生は、1度社会に出た人ばかりだった」と話していたこともきいて、なお私は安心した部分もあったからです。
自分の歩み方や、経験は
決して自慢できるような立派なものではありませんが
間違っていなかったんだと思うことができました。
幸せなことに私はどの年を切り取っても
こどもたちや保護者から愛されていた実感があります。
人と関わっていく仕事をする上で
どんな言葉を言ったら傷つくかとか、深く考えなくても普通わかりますよね。
分かっていない人が、若者を潰していたように感じます。
若い先生はまた新しい時代のエネルギーに溢れていて、
経験を積んだ先生では
溢れてこないようなアイデアをたくさん持っています。
なので、
パワーが溢れる若い先生、
子育て世代の中堅の先生、
包容力のあるベテランの先生が
バランスよくいる園は活気や安心感が溢れるのかなと感じます。
気づかないうちに
普段、
どんなに嫌味を言ったり嫌がらせをしてくる先生でも
保育の仕事はプロ。尊敬する部分がたくさんある。
となると、我慢するしかないんよなあ…
と思ってしまいますが、それって立派なパワハラですよね。
最初からできるならば、学校なんて必要ないし
誰だってなんの仕事でも自由に就くことができると思います。
私が出逢った先生で
新任の先生がその方に相談をしていた時の話を。
「こうしたら上手くいくとかではないと思うんやけどね、私の時はこうしたら上手くはいったかなあ。よかったら参考にしてみてね」
このように同じ学年でペアになった後輩の悩みを
親身になってきいている先生がいて。
心があたたかくなりました。
だいぶ先輩なのにも関わらず、自分の意見を
押し付けるでもなく
相手の気持ちに寄り添うことができる。
こんな気持ちが伝染していけばいいのになあ
なんて 思いました。
保育士不足が解消されない現状、
経験年数で副園長、園長へと上がっていくことが
モヤモヤしてしまいました。
人の心を思いやる事ができる心を、
純粋無垢なこどもたちを見ながら学んでいきたいものですよね。
本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました🌷
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