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【歯列矯正#1】タイで歯列矯正をすることにした。先は長い。

おはようございます、タイ駐在帯同中のさといもです。

2023年夏から、夫のタイ駐在にともない、駐在妻生活が始まりました。
時間だけはとにかくあるこの帯同期間をつかって、せっかくならやろうかなと考えていたことの一つに「歯列矯正」がありました。

きっかけは、「タイは歯列矯正が人気」「歯科の技術レベルが高い」「日本でやるよりも安くできる」とちらほら見聞きしていたブログなどの情報でした。実際にタイに来てみると、歯列矯正をしている大人が結構たくさんいる(若い方はもちろん、おばちゃんおじちゃんまでも)、そして街中の歯医者さんも歯列矯正推しでした。聞いた話では、タイでは歯列矯正は一種のステイタス、決して恥ずかしくなくてむしろヘルシーみたいな向きもあるそうです。歯列矯正にフレンドリーなお国柄のようです。

ちなみに私のお口環境は、下の歯が重なり合ってかなりがたがた(正確に言うと「叢生(そうせい)」)。幸い上の歯がそこそこきれいに並んでいるので、そんなに歯並びが悪い印象を与えることはなく、磨きにくかったり、内ほほを噛みやすかったり、ということはありましたが、そこまでのお困りごと・コンプレックスはありませんでした。ただ、アラフォーになってから真面目に定期通院しはじめた歯科で、「噛み合わせが悪いから、負荷が奥歯の一部に集中していて、将来的にそこだけ早く悪くなる可能性がある」「歯が重なり合っている部分はどうしても磨き残しができて、虫歯や歯周病のリスクがある」と、ちょっと不吉なことを言われてはいました。

また、親知らずも残り1つ健在でした。タイ渡航前の抜歯を検討しましたが、抜くのが簡単ではなく予後もいろいろあるかもしれないことを聞いて、びびって見送りました。


とりあえず、まずは「相談」という形で、けっこう軽い気持ちで歯医者を訪ねてみることにしました。住んでいる町には、幸い日系の歯医者が2つあり、ホームページを見比べてよさげにかんじたほうの1つを予約しました。


■通院1回目(初診)
日本で定期的に通院して行っていた歯石除去クリーニングと、歯列矯正についてもちょっと話を聞かせてくださいとリクエストして予約を取りました。

歯医者さんや治療の椅子とかは日本とまったく同じ風景。日本人の方が1名常駐されていて通訳だけでなく治療の説明をかなり丁寧にしてくださるので、タイ人医師とも支障なくコミュニケーションがとれました(安堵)とはいえ、タイに来て初めて受ける医療だったので、ちょっとドキドキドキ・・・

クリーニングの段取りは、日本と一緒。けど、日本では何度かに区切って、休み休み、何度もうがいをさせられながら徐々に行うクリーニングが、タイでは一気に仕上げるスタイルでした。時短で合理的だこと。
また歯科衛生士さんの感じも、日本では「ちょっとちくっとしますよ~、あーここはちょっと痛かったですかねぇ」とかなり気を遣われながら進めるのに対して、タイはノーコミュニケーション。言葉の問題もあるけど、別にちょっと痛いくらいは仕方ないし、遠慮なく次々と施術してもらえて、結果早く終わりました。
お口サッパリ!技術面で心配だと感じることはありませんでした。
(ただ、もしかしたら、雑で乱暴ネ・・・と感じる方もいるかもしれません。)

クリーニングの後、矯正について軽く話を聞きました。ここで初めて「床矯正(しょうきょうせい)」を知りました。簡単に言うと、顎を広げて歯がきれいに並びやすくするための矯正です。現代人の食生活では顎の骨が十分に発育せず、だからどうしても歯並びが悪くなってしまう。通常は、顎の骨がまだ柔らかく発育中の小学生対象の方法ですが、大人になってからでもできなくはない・ただし時間は子どもの倍以上かかる・駐在期間を使ってされている奥様も実際におられますよ、ということで、実際に使用する装置も触らせてもらいました。

また、口の中のスペースが狭いことで、就寝中の「舌」が歯にあたることを嫌がって気道のほうに下がっていき、気道をせばめてしまう=呼吸が浅くなってしまう=酸素が行きわたりづらいというよくない影響があることが最近わかってきたと。睡眠中の細胞の再生によくない影響があるということは、つまり簡単に言うと「ちょっと早死にします」と。。。😱
床矯正で十分なスペースを確保することで、歯並びだけでなく、呼吸の面でも改善ができるみたいです。

実際に私が床矯正が必要かどうかや、具体的な矯正の方法については、事前に詳細なレントゲンや歯型をとって、日本にいる日本人医師とも直接zoomで相談ができるということでした。相談料は7000バーツ(約28000円)。
「歯列矯正は急いで決めずに、じっくり検討をしてください、お金も時間もかかることだから。こちらからせまることはないので、納得いくまで相談してください」ということで、終了しました。


心配していたタイ初歯医者だったけど、日本の歯医者よりもじっくりとコミュニケーションが取れて、かつ治療時間は短く、総じてとても満足度の高い診療でした。

詳しい矯正相談を受けてみたいと思ったけど、それなりに費用が掛かることからいったん保留し、今回新たに見つかってしまった虫歯の治療予約を取って、この日は帰りました。

今日はここまでです。続きはぼちぼち書いていきます。

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