【歯列矯正#11】床矯正中に前歯が再び虫歯になる(4〜5ヶ月目)
おはようございます、タイ駐在帯同中のさといもです。
駐在帯同期間をつかっておこなった歯列矯正についての記録です。
床矯正をはじめて4ヶ月。
顎の拡大は順調にすすんでいます。
毎月の定期検診で、拡大できた幅の計測と、虫歯ができていないかどうかのチェックをしてもらっていますが、ほぼ1mm弱ずつ順調に拡大できていて、「ムシバ、マイミー(ないよ)」と言ってもらえていて、安堵していました。
上顎の拡大にともなって、前歯がハの字上に傾きながらすきっ歯になることも進行していますが、一時的には仕方ありません。(悲しいけど)
そんなこんなしながら迎えた年末旅行@インド。
ふらふらとインドの街中を歩きながら、何気ない会話をしてた時に夫氏が
夫「さといもちゃん、前歯見せて」
芋「えっ?何かついてる?? (いーー)」
夫「前歯が黒いよ」
芋「、、、、(やっぱり!!)」
矯正を始める前に2本同時にきれいなセラミックをかぶせた前歯。なのですが、そう、なんとなく最近黒ずんできたな…なんでだろうな…と感じているところでした。
屋外で写真を撮った時にみえる前歯の、すきっ歯であることの悲しみ以上に、なんとなく黒ずんできていることのほうが、最近では気がかりにはなっていました。うーん…。
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旅行後の年始の定期チェックで、気になる前歯を先生にみてもらいました。
先生「うーん、おそらく虫歯ですね…」
芋「!!!」
虫歯と言われた瞬間に、ぱっとあたまにうかんだ言葉は「矯正なんてやるんじゃなかった!」。
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矯正なんかはじめたから、虫歯になったんだ。*****
こうして文字にして書くとよくわかりますが、この文章はかなり飛躍しています。
また、被害者意識みたいなものも感じます。
前歯の虫歯の原因はわからないけど、セラミック冠に変えたことや、上あご拡大矯正の影響がまったくゼロかと言われれば、きっとそうではないと思います。治療に完璧はないからです。
なのに、矯正"なんか"はじめたから、招かざること(虫歯)が生じたんだという思考になった私の中には、まだどろどろとした未消化の感情がうずまいていることを、強く認識しました。
それは、矯正に対して、まだまだ受け身的というか、やらされ感みたいなものを抱いている自分や、床矯正やタイの歯科技術に対して、まだまだ懐疑的な見方をしている自分です。
信じていないし、本腰が入っていない。
このままじゃ、これから起きることに対して、ずっと他責になりそう。
歯列矯正は年単位で行うことだから、当然いろんなことが起きるだろうし、かつ私は症例の少ない"大人の"床矯正をやると決めたのだ。
いいことも、わるいことも、まるっと全部ひきうけるかまえでいないと。
また、「タイは日本と医療水準はほとんど変わらない」と言われてるし、タイと日本の歯科医療レベルを比較するなんて無理。治療をうけている感覚では、まったく遜色ないし、抜歯はむしろタイの方が楽に済んだ。
日本で同じような治療をうけたとて、虫歯になっていたかもしれない。
自分で比べようのないことは考えても仕方ない。
タイに住んでいる今は、ここの歯科にお世話になる選択肢しかない。
最終的には、以下のような心境になりました。
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そうか、虫歯になったのか。
じゃ、治療をしよう。
歯列矯正中だから、治療のタイミングや方法は、プロに任せよう。
虫歯になりやすいお口環境であることは間違いないから、日々のケアはしっかりやろう。
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ようやく覚悟ができたような、そんな気がしました。
4〜5ヶ月目は以上です。
つづく。