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青春学園小説 学校の『何でも屋』さん 少年ジャンプ応募作品 あらすじ
中高一貫九十九学校には、依頼の為なら窃盗、詐欺、殺人なんでもやる『何でも屋』があるという噂が流れている。
九十九高等学校に通う楠田凛は、正義感が強く、可愛いより美しいという言葉が似合う短髪の女の子である。ある日『何でも屋』の噂を聞き、正義感の強い彼女は親友のお弁当袋を盗んだ『何でも屋』を捕まえることを決意する。柔道と喧嘩が得意な彼女は簡単に捕まえられると思っていたが……
親友の母親がつくったハ
学校の『何でも屋』さん 第三話
目の前には空が広がっていた。
なぜ、楠田凛は空を眺めているのか、すぐに思い出した。体を起こし腕時計を見た。あれからおよそ三〇分ほど経っていた。
完全に二人に嵌められた。
楠田の顔を隠し、視界を奪ってからのスタンガンでの攻撃。視界を奪われなければ、楠田であれば対応できたことだ。しかし、相手の方が一枚上手であった。
『やっと起きましたか……』
片耳につけていたイヤホンから『何でも屋』の声
学校の『何でも屋』さん 第一話
「嘘つくなよ」
「そうだ、兄貴に逆らう気か」
「す、すみません。で、でもお金は本当に……」
「おい‼︎」
首元を掴まれた少年の踵が浮ぶ。身長140cmほどの小さく軽い体だ。相手との身長差は20cm以上はあり、小さい彼の抵抗も虚しく体が浮いてしまう。同時に首がしまり、苦しくなってくる。そして、彼の呼吸が乱れてきた瞬間に奴がきた。
正義の味方にしては荒々しく、大胆すぎる。しかし、困っている者には
学校の『何でも屋』さん 第二話
私立九十九学校には沢山の噂が流れている。地下の実験施設、新型兵器の開発。国の実権を握る次期官僚の選別がこの学校で既に始まっている。『何でも屋』の秘密基地が地下に存在している等。そんな数ある噂の一つが、本当だったりすることもあるのである。
ここは普通科棟の地下にあたる場所。
「なんで私が、こんなところにいなきゃいけないのよ‼︎」
元気よく叫ぶのは、ショートカットが特徴的な可愛いよりも美人と
シナリオ形式物語 『店の中央、私服女性が二人にて』
○ハロウィン当日。店の比較的中心にあるテーブルにて
女A「右手側のテーブルの席」
女B「そうね、ヴァンパイア姿のメイクがとても良いわ。だけど、衣装がとても残念だわ。ただ、スーツを来ているだけだなんて。見ているとこっちまで、見苦しくなってしまいまうわ。50点」
女A「その隣のテーブルは?」
女B「狼の被り物だけで、あとは私服だけ。気に入らないわ30点」
女A「あら、厳しいこと。私はもう少し