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「ティーンエイジ・ファンクラブ」待望のニューアルバム ~僕がTFCと出会ったときの思い出~

先月4月30日にティーンエイジ・ファンクラブ(Teenage Funclub) の4年ぶりのニューアルバムがリリースされていました。

昨日何気なくSpotifyをいじくっていたら見つけました。
早速、ニューアルバム『Endless Arcade』を聴きました。
持ち味の美メロとハーモニーは、いまでも健在。

ニューアルバムがリリースされたのも嬉しいのですが、
(失礼ながら・・・)いまだに活動していることに驚きました。


ティーンエイジ・ファンクラブ(Teenage Funclub)ってご存知ですか?
日本ではあまり知られていないではと思っています。

僕がTFC(Teenage Funclubの略称)を知ったのは、学生のときです。立読みした音楽雑誌のなかでTFCのアルバム『バンドワゴネスク』のことが絶賛されていました。当時アメリカでは、R.E.M、ニルヴァーナ、Parl Jamなどが流行っておりました。UKではオアシスやブラーがまだ流行る前だったと思います。

『スピン』誌が選出した「1991年のベスト・アルバム20」では、ニルヴァーナの『ネヴァーマインド』やR.E.M.の『アウト・オブ・タイム』を上回り、本作が1位を獲得した。また、音楽評論家のJason Ankenyはオールミュージックにおいて本作に5点満点を付け、「(ニルヴァーナの)『ネヴァーマインド』に匹敵する時代のスローガンでも、(マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの)『ラヴレス』に匹敵する音響の革命的な躍進でもないが、ティーンエイジ・ファンクラブの2作目のアルバムは、エナジーと魂を伴ったメロディと技巧の復権を予告した」と評している。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)



当時音楽配信サービスなどはありませんから、東京にある大型ショップHMVに行きました。いつもなら、レンタルショップで借りるのが王道ですが、近所のショップはありませんでした。
当時は、CDを買うにしてもラジオやテレビで聞いたりして「これいいなあ」と、もしくは話題の新作などはお店で試聴できる仕組みになっていましたので、それを聴いて買うという感じでした。

ですが、その時『バンドワゴネスク』は新作でもなければ、話題にに上がっていないアルバムでしたので、ラジオでかかることもなければ、試聴コーナーにもありませんでした。

まったく初めてのミュージシャンで、まったく聞いたこともないアルバムを買う、というのは経験は初めてだったと思います。
お金にさびしい学生でしたので、ハズレのアルバムじゃありませんように、と思いながらも、どんな音楽なんだろうという感じで、ドキドキ&ワクワクしながら買ったような気がします。

家に帰るまで我慢できずにCDの封を開けてアルバムジャケットの中を見たりしていましたね。聴かないことには何も分からないのですが・・・

家にあるコンポで聴いた最初の感想は

粗削りでやさしいメロディー、それと心地良いボーカルとコーラス

「なんだこれ?」という印象でした。今までこのような感じの曲を聴いたことがありませんでしたので。

何回も聴いているうちに、いい感じで耳に馴染んでくる感じのアルバムでした。しばらく繰り返し聴いていました。
ちなみに、今も『バンドワゴネスク』を聴きながらこれを書いています。


この雑誌のきっかけに、このあたりのオルタナティブ・ロックと言われるバンドにはまっていきました。それもUKの方に傾倒していきました。当時はアメリカン・ロックはラジオでも流れていましたが、UK・ロックはちょっとマニアックだったという僕の印象ですね。

その後、UKからレディオヘッド、オアシス、ブラーなどが出てくることになって、音楽業界を席巻することになるのですが。


僕がTFCを知ることになった雑誌でもう一つ絶賛されていたバンドがありました。それが、プライマル・スクリーム。
そして、そのアルバムが『スクリーマデリカ(Screamadelica)』なのですが、これを聴いたときも衝撃がすごかったです。「これってロックなの?なに?」という驚きというか「戸惑い」という感じでしたね。

長くなりましたので、
この続きは、またどこかで書かせていただきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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