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映画『馬上の二人』から学ぶライフ・コーチング ~ホメオスタシスの仕業なんです~
昨日NHK BSプレミアムで放送された映画『馬上の二人』を観ました。
たぶんホメオスタシスのせいなんでしょうね・・・。
おはようございます。
とこま(tokoma)です。
ライフ・コーチである僕、とこま(tokoma)視点での映画『馬上の二人』からの学びを書かせていただきます。
この映画での僕の学びは
ホメオスタシスを理解して良いことに使いましょう!
ということです。
映画はこのようなお話しです。
保安官ガスリー(ジェームズ・スチュワート)のもとに騎兵隊の一団が現れた。
隊長のジムは保安官とは旧知の仲。その隊長に、騎兵隊の砦まで同行するよう求められた保安官は、そこで開拓者から大歓迎を受ける。
実は開拓者の家族が先住民に拉致され、騎兵隊は先住民との協定で首を突っ込めず、事件解決の期待が保安官の一身に集まっていたのだ。
保安官は、拉致被害者が今では先住民に同化してしまっていることを懸念し、任務を固辞するが・・・。
(「洋画専門チャンネル ザ・シネマ」より引用 https://www.thecinema.jp/program/01663)
コンフォート・ゾーンはご存知ですか?
コンフォート・ゾーンとは「自分にとって居心地の良い空間」のことです。
人間は物理空間であっても、情報空間であっても、コンフォート・ゾーンを維持しようします。
それは恒常性維持機能=ホメオスタシスが働くからです。
この機能のおかげで、心身がバランスがいつもと違う状態から崩れた時には自然に元に戻してくれます。
しかし、このホメオスタシスは良いことばかりではありません。
情報空間についても維持しようとします。例えば、新しいことや新しい人が情報空間に入ってくると排斥するように働きます。
それを想起させるシーンがありました。
開拓者が生活するコミュニティーでダンス・パーティーが開催されます。そこに、子供時代は開拓者側で育ったものの、先住民に拉致された女性が参加します。
周囲の人たちはその女性を好奇な目でみたり、避けたり、失礼な質問をしたり、という行動をします。
無意識なのかもしれませんが、
自分たちのコンフォート・ゾーンを乱すかもしれない人に対して拒絶するような行動をとっていたわけです。
その人が良い人か悪い人かわからない段階でも、事前に聞いていたウワサという情報だけでホメオスタシスが働き、防御体制を取ってしまうのです。
ホメオスタシスは、すべての人間に備わっている機能ですので、なくすことは難しいです。
なので、まずは
人間にはこのような機能があることを理解すること。
次に
ホメオスタシスが働いたときには、無意識に任せるのではなく、冷静に自分の頭で考え判断すること。
これらを意識するだけでも、
その後の対応は変わってくるではないでしょうか。
僕が学んでいるコーチングでは、ホメオスタシスをゴール達成に活かすことをおススメしております。
設定したゴール側を「新しいコンフォート・ゾーン」にします。
それをよりリアルにイメージし、この「新しいコンフォート・ゾーン」の方にホメオスタシスが機能するようにします。
詳しいことを知りたい方は苫米地英人著『オーセンティックコーチング』の第5章 コンフォートゾーンをご覧ください。
西部開拓時代には、
このように先住民の生活に同化した人が開拓者側の生活に戻って差別を受けるということが社会問題としてあったんでしょうね。
それにしても映画に描かれている先住民の姿に少し違和感はありますが・・・
ご興味のある方はご覧になってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。