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時間は未来から過去に流れている
過去とは、「過ぎ去ってしまった、変えることができない出来事」ではありません。「その人の記憶の中にある、起こった出来事に対する現在の解釈」です。
おはようございます!
とこま(tokoma)です!
苫米地式コーチング認定コーチ取得に向け
日々学びを深めております!
今回は、苫米地英人氏著『とてつもない未来を引き寄せる予見力』より
時間は未来から過去に流れている
について、紹介をさせていただきます。
多くの人が「過去の認識から現在を認識している」という誤りを犯しています。
これは過去を「因」、現在や未来を「果」としてみなしていることであり、つまり「時間は、過去から現在、未来へと流れている」という時間因果に囚われていることです。
でも、そうではないのです。
私のこれまでの本の中でも採算お伝えしてきましたが、「時間は未来から現在、過去に向かって流れている」のです。つまり、未来が「因」であり、現在や過去が「果」なのです。
では、私たちの多くは、現在や未来のことを考えるときに過去の認識や記憶を基準にしてしまうのでしょうか?
それは、「西洋の古典的な時間観」から来ている、と書かれております。
創造主である絶対神がビックバンを起こして、宇宙を想像したことからすべてがはじまって、そのはじまりから次々と玉突き的に因果が起こって現在が生まれ、そして未来につながっていくという考え方です。
そう考えないと、創造主の存在を肯定できないからです。つまり絶対できなものではないのです。
過去とは、「その人の記憶の中にある、起こった出来事に対する現在の解釈」です。
同じ出来事でも、現在や未来から見た評価によって、過去はいくらでも書き換えることができ、全く違ったものになります。
ですので、現在の認識によっていくらでも形を変えることができます。
そんな不確かなモノを基準にしても、現在の状況を正しく分析したり、予見したりすことは難しいですよね。
『だからこそ、未来からの視点が必要なのです。』と著者は述べられております。
そこで著者がお薦めされている方法が
『「未来はすでに起こっている」』と考えてください。
という思考です。
「未来のことなんて決められない」という人がいるかもしれません。しかし、未来だからこそ、自由に決めていいのです。未来の選択肢は無限にあります。その中から自分が自由に選択するだけでいいのです。どんな未来でも結構です。自分が「こうなってほしい」という未来を描いてください。
その未来から現在を見つめることで、自分が思い描いた未来につながる情報や未来の実現を妨げる情報が現状の世界のなっから立ち上がってきます。それが、「今まさに起こっている出来事を正しく見る」ことであり、「現在のの中にある未来を見いだす」ことです。
未来の視点から得ることができる情報こそが、現在と未来をつなぐ架け橋になるのです。
いかがでしょうか?
「未来だからこそ、自由に決めていい」
「自分が自由に選択するだけでいい」
「未来視点が現在と未来をつなぐ架け橋」
という言葉に感銘を受けております。
「未来から現在を見つめること」は誰しも無意識にやっているのではないでしょうか?
例えば、
その日の計画を考える。
プロジェクトや取組に関する計画を考える。
トラブルに対しての対策や改善を考える。
などなど。
これらの「考える」という行為からさらに一歩進めて『「こうなってほしい」という未来』を描いてみようと思います。
それこそが、「今まさに起こっている出来事を正しく見る」ことであり、「現在の中にある未来を見いだす」ことです。
この思考方法が「現在と未来をつなぐ架け橋」になると信じて。
未来思考になることで、今まで気づかなかった盲点に気づくようになるのではないでしょうか。
そのことを意識し仕事をしてみようと考えている今日です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回、取り上げました本はこちらです。
予見力とは何か。予見力を見つける方法。
などが書かれております。
Kindle Unlimitedならゼロ円で読めます。
ご興味のある方は、是非お手に取ってみてください。