結局はこれがいちばん早くて確実な方法 ~シングルタスクに集中するための僕のやり方~
一つのことに集中する。
マルチタスクよりシングルタスクの方が早くて、うまくできるというお話しです。
マルチタスクをしている人は、生産性が高いのではなく、単に仕事ができる人だ、という自己満足を得ているだけです。
『それって、必要? いらにものにしばらずに、1週間で人生を変える30の方法』 (筆子著 ㈱KADOKAWA発行) より引用
こちらの本に「マルチタスクはクセになる」と書かれています。
マルチタスクをすると、快を感じるドーパミンが出ます。何度もドーパミンを出しているうちに、前と同じドーパミンの量では同じ効果が得られなくなってきます。すると人はますますマルチタスクをし、クセになっていきます。
マルチタスクをしている自分を「すごく仕事ができる自分」「時間を効果的に使っている自分」と錯覚します。
マルチタスクをしてさくさくと仕事をこなしているように見える人は、人に称賛されることがあります。これもマルチタスクが増えてしまう原因のようです。
しかもマルチタスクはストレスも引き起こします。複数の作業を同時に行おうとすると、つねに何かのタスクは「待ち状態」で後回しになります。
それが、やらなければいけないのにやれていない、というストレスにつながります。マルチタスクはいつも未完了のことを抱えている状態になりますので、脳にとってストレスになります。
僕のシングルタスクに集中する方法は、こちらです。
① やることを書き出す
② 優先順位をつける
③ 一つのことを終えるまで他のことはしない
④ 思いついたことがあれば単語のみメモ
① をされている方は多いと思いますが、大事なのは②です。これらに優先順位をつけます。僕はこれに時間をかけています。
そして③。一度スタートしたら、他のことはしません。ですが、途中で「あっ!あれやらなきゃ!」と頭に思いつくことがあります。そのときは紙に単語のみメモします。ここで大事なのは、書くことに時間を取られないようにすることと、早く頭の外に出すことです。
ときどき、その単語を見返したときに「なんのことだったけ?」と思うことがあります。単語のみを書くのは、思い出すときのフックにしているわけです。しかし、それを見て思い出せない、とうことは「大して重要なことではない」と割り切っています。そして「そのタイミングが来たら、再び落ちてくる。」と自分に言い聞かせて、次の重要なタスクにかかります。
大事なポイント、「見切りをつける」という潔さだと考えます。
それは、「何が大事なのか?」という優先順位をつけるという見切り、と「重要でないことは後回しにする」という見切り、の2つです。
あれもやらなきゃ、これもやならきゃ、と考えるだけ脳のエネルギーが消耗されてしまい、もっと大事なことをするためのエネルギーが枯渇してしまいます。
できるだけ一つのことに集中する。結局はこれがいちばん早くて確実な方法なのです。と経験則から思う今日です。
本日参考させていただい本はこちらです。
仕事だけでなく、生活にも役立つことが書かれた良書だと思います。今ならKindle Unlimitedで読めます。