毒親育ちと「バブみ」
こんにちは、とこぶしです。
今回は、毒親育ちの私が感じる「バブみ」についてお話します。
3記事目にして、突然道路の反対側に飛び出すようなこのテーマ。
付いてきていただいているでしょうか。
プロフィールにもあるとおり、私は自他共に認めるオタクです。
幼稚園でアニメにハマり、小学校でゲームにハマり、漫画・小説・舞台などいろいろなものに手を出して生きてきました。
そんな私が、ふとオタク生活の中で気付いた「毒親育ちの本質ってこれじゃないか??」というのが、今回のテーマなのです。
■「バブみ」の意味
「バブみ」とは、女性の母性的な優しさや包容力を、「赤子のように甘えたい」という観点から表現した言い方である。「バブみがある」「バブみを感じる」といった言い方で用いられる。
(出展:Weblio辞書)
「バブみ」は、基本的には漫画やアニメのキャラクターに対して用いることが多いオタク用語です。
例えばTwitterなどで検索してもらうと、この単語を含むツイートがたくさん出てくると思いますが、使っているのは多分全員オタクです。
では、なぜこの「バブみ」を取り上げたかと言いますと。
過去の記事でも書きましたように、私は母親からの愛情をあまり感じられずに育ちました。
一時は学校でもいじめを受けていたので、家にも学校にも居場所がなかった私は、半ば必然的にアニメやゲームの世界へと逃げ込みました。
オタクの世界には本当にたくさんのジャンルがあります。あちこちを行き来して、ある時私は「美少女萌え」というジャンルに辿り着きます。
■そこで「巨乳」を見つけた
美少女も奥が深いもので、幼なじみ・清楚系・ロリ系・ツンデレ・お姉さん・妹・ヤンデレ・ボクっ娘・男の娘(これは「美少女」かどうかわかりませんが)などなど、どの作品にも個性的な女の子たちが次々に登場します。
中にはR18な作品もあって、〇〇〇で×××だったりするのですが、別にエロでなくても、彼女たちには「ある特徴」を持つキャラがいます。
それは「巨乳」です。
見たことありませんか?漫画、アニメ、ゲーム、ソシャゲの広告……
分厚そうな服を着ていても、なぜか異様に強調されている、重力をものともしない立派な胸を持つ美少女の姿。
今の時代、右を見ても左を見ても巨乳に行き当たります。
もはや、それがひとつのジャンルとして確立している巨乳。
なぜ私がこんなに「巨乳」と連呼しているかというと。
私の好きな美少女キャラは、ほぼ9割の確率で巨乳だからです。
オタク仲間にも公言していますし、仲の良い友達も知ってくれています。
でも、女性である私が、二次元キャラとはいえ、なぜこんなに巨乳に執着するのだろう?
巨乳が私を惹きつける理由……ある日、ふと思い付いたことがありました。
巨乳は、いうなれば「母性」の象徴。
もしかしたら私は、足りない母性を巨乳キャラで補おうとしているのかも知れない。
これだ!と腑に落ちた感覚。
バブみが現実味を帯びた瞬間でした。
■養育環境における母性
養育時の両親、特に母親との関係性は、その人の発達に大きな影響を与えるといいます。「愛着障害」や「アダルトチルドレン」という言葉もよく耳にします。
また、お母さんの抱っこは、授乳と同じくらい子どもの成長に必要なのだとか。
私が子ども時代、母からスキンシップを受けた記憶はほとんどありません。
その不安を紛らわせるためかどうかはわかりませんが、私は何と高校に入るくらいまで指しゃぶりをしていました。
乳児期を過ぎた赤ちゃんは、話す力や運動する力など、ものすごいスピードで成長していきますが、心の中では自分の力で何かやりたい気持ちと甘えたい気持ちがぶつかっているのだといいます。
でも、例えば新しい何かに触れてみて怖い思いをした時、帰ってくる「安全基地」が必要ですよね。これがお母さんの「おっぱい」であり、1歳頃の赤ちゃんは、おっぱいにすごく執着を持つそうです。
ふと不安になったとき、悲しくなったとき、
疲れて眠くなったとき。
心を充電するガソリンスタンド的存在が、
おっぱいです。
活発に動き回るためには、心も身体も安定していることが基本。
おっぱいに守られている、ママがいれば安心、
という基盤があってこそ、子どもは自立に向かって
外の世界に羽ばたいていくことができます。
(出展:助産院ばぶばぶ/HISAKOブログ)
毒親育ちの人は、おそらくこの安全基地が機能せずに育っています。
私自身にとっても、母親はただ恐怖の対象でしかありませんでした。
もっと甘えられるお母さんがよかった……今でも思います。
親との愛着が形成されない「愛着障害」、家庭内トラウマを抱えた「アダルトチルドレン」……多くの場合、毒親育ちはどこかに苦しいものを抱えて生きています。
だから、同じ境遇の人たちに私は言いたい。
巨乳があなたを癒してくれます。
あと、こちらの本はすごく参考になるのでおすすめです。
(こんなんで大丈夫かな……)
次もまた、よろしくどうぞ。