人が文字を読むときのサッカード / 読むことと理解することは別 /珍しいフォントはなるべく使わない方が良い/読ませたい文字は大きく/ 白地に黒が一番読みやすい/長い文章の方が読みやすいが、短い文章が好まれる。
6/25 インターフェースデザインの心理学
人が文字を読む時のサッカード
人は、文字を周辺視野で先読みして飛ばしながら読んでいる。
人はぴょんぴょん文章を飛ばしながら読んでいる。
大文字は読みにくいという証拠がない(英語の話)
実際にサッカードを使って文字を読んでいるだけ?になるので大文字だから読みにくいという証拠はない。
ただ、大文字を読むことに慣れていない為、読みにくいと知覚させてしまう。
大文字は、見出しや特別に注意を喚起する必要がある時(重要なファイルを消すとき)などにとっておく。
読むことと理解することは同じではない
・読むことが能動的な行為で、実際に記憶してくれるかはその人の経験や、読んできるときの観点による。
・意味のある表題や、見出しをつける。
・文章の難易度を対象とする読者に合わせる。幅広い人に読んでもらう場合には、短くて優しい単語を使う。
珍しいフォントを使うと、読む速度が落ち、そのイメージが文章に反映されすぎてしまう。
・珍しいフォントや、パターン認識を妨げる為、読む速度が落ちる。
・フォントが読みにくいと、人はうまくいかないことを文章の意味に転嫁し、文章の内容が理解しにくいと考える。
・人にものを読ませたい時は、サンセリフ(ゴシック)、セリフ(明朝体)を使う
文字の大きさは理解度を左右する。
・幅広い年齢層の人が楽に読めるように、十分な大きさの文字を選択
・英語の文章の場合は、エックスハイトの高さが大きなフォントを使う。
白地に黒い文字が一番読みやすい!
・十分なコントラストの出せる背景色と文字色を選択する。やっぱり白地に黒が一番
コンピューターの文字は紙媒体のものより読みにくい
・コンピューターの画面上の文字はそもそも読みにく為、大きな文字を使う。目の負担を小さくする。
・文章を短くし、箇条書きや写真を多くする。
・読む価値のある内容にすることが一番重要。なんだかんだ言って内容が面白いことが重要。
行が長い文章の方が読みやすいが、短い行の文章が好まれる。
短い行の文章の方が読みやすい!と多くの人は思うが、
研究上では長い行の文章の方が、視線が飛ばない(サッカードの関係)為、早く読めて、読みやすい。
・読まれる速度を重視するなら、行を長く
・速度が重要でないならば、行を短く
・複数ページにわたる記事はマルチカラムにした方が良い。