PREP法を意識した特許出願書類の書き方【リライト版】
説得力のある説明をするための方法の一つとして、
「PREP法(プレップ法)」
が知られています
PREPは次の頭文字です。
P:Point(結論)
R:Reason(理由)
E:Example(具体例)
P:Point(結論)
つまり、①結論②理由③具体例④再び結論を言うということですね。
特許の出願書類にも、PREP法を生かせるでしょうか?
■PREP法を意識した特許出願書類の書き方
PREPのそれぞれを特許出願書類に対応付けるとこんな感じでしょうか。
P:結論 → 特許請求の範囲
R:理由 → 発明をしたその背景と問題点(背景技術~解決課題)
E:具体例 → 発明を実施するための形態
P:結論 → 特許請求の範囲、解決手段、発明の効果など
特許の出願書類の順序と、ほぼ対応しているようです。
やはりこれがわかりやすいのでしょうね。
(特許の書類がわかりにくいと言われるのは、別の要因のようです。)
ちなみに、各部分の説明でも、PREP法を意識するといいですね。
書類の全体で説得力が高まりそうですね。
■特許出願書類の重要度
PREP法で最も重要なのは、もちろんPです。
重要度の順序を付ければ、P>R>Eでしょう。
この点は、特許の出願書類の重要度も同じです。
特許の出願書類で最も重要なのは、もちろん特許請求の範囲(P)です。
次は、なぜこの発明をしたかの部分(R)が重要です。
発明をしたその背景と問題点(背景技術~解決課題)の部分ですね。
ここまでが発明の直接的な説明です。
実施形態(E)はボリューム的には多いです。
ただ、発明の実施の一例であり、発明の直接的な説明ではありません。
特許の出願書類では、重要度としては相対的には低いものです。
(PとRを弁理士が書いて、Eを補助者が書くこともあるようです。)
特許の審査官も、PとRの部分は必ず目を通します。
特にこの部分の内容を充実させるといいでしょう。
<元記事>
PREP法を意識した特許出願書類の書き方(2017年09月30日執筆)
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