劇場版酒呑童子 十一組の刺客 最終章!完全内輪ライブの巻!!(2022年10月31日)
シュテンドウジ最後のお笑いライブ! 解散する二人のために、親しい芸人さんが何組か集まってくれた! 多くのファンに見守られて「これで最後だ」とわかっている中で開催されたライブとはどんなものなのか? それを見て特効さんは何を思うか?
いつも通りのテンションで書きたかったけど、何だかできなくて変になっていると思います
オープニング
まず、シュテンドウジの二人が舞台に立った。この時「やっと本当に劇場版を見ることができるんだ」という安心感と「これが最後なんだ」という寂しさがあった。今までお笑いライブを観てきてこんな感情になったことはまずないだろうし、今後もそうそうないんじゃないかと思う
観劇にあたり二人が注意事項を説明する。全編撮影可とはっきり言われたのはびっくりしたかな。最後だからそうというわけでもないらしい。それを聞いてから私の本末転倒な悪あがきというか、そういうものが始まった。それはもうデタラメに写真を撮りまくるようになったのだ。完全に記憶じゃなくて記録の方に力を入れてしまっている。解散ライブってそんな感じで観るものだっけ? 初めてのことだからわからないけど多分違うと思う
タイトルコールから、ゲストの呼び込みを行う。シュテンドウジ曰く「この登場のところでは全員が必ず爆笑を取っていた」……そうなの?wそこまでハードルあげて何が出てくるんだと思ったら、各々個性的な扮装をしていて面白かったです
元々予定されていたゲストである6年黄組(長瀬・阿部)、観音日和(築山・工藤)、田中ゼブラ(愛のゼブラ)さん以外にも、あとむ(あられ)さんが出てきていた。今日のシュテンドウジのツイートで解散を知り、ライブ終わりに慌てて駆け付けたとのこと。確かに中野のライブに出演した後すぐに池袋へ向かうのは可能なのかもしれないけど、それを実際にやってのけたのはすごいと思う。あとむさんの情の厚さと、シュテンドウジの愛され様を感じた
長瀬「俺は解散を認めないからなー!」
ライブ中に度々出てくるこの叫び。聞いていて「でも自分は解散を受け入れているなぁ」と思った。解散を認めたくないというのは最初からなかったからだ。「2回戦突破できなかったら解散なんて言っているけど、翻意してくれないかな~」と願っていたことはあったけど、それも2回戦の結果が出た数日後までだったと思う。「続けてほしい」なんて軽々しく願えるものではないことをなんとなく理解していたからなのかもしれない
ネタ
・観音日和(マネージャー)
ほっこりする癒し面白いネタ。事務所ライブの配信で見た時も面白いと思ったから生で見られて嬉しかったし、工藤さんのキャピキャピさを目の前で拝めたのでかなり良かった
シュテンドウジのラストライブにこの漫才を持ってきた観音日和の慈悲深さが伺えました。出てくれるだけでもありがたいのに、こんな暖かいネタをやってくれて本当にありがたや
・6年黄組(Bar)
序盤は「6年黄組もロマンチック系のネタを持ってきてくれたのかな?」と思ったけど、途中で展開が変わって愕然としました。なんちゅうネタ持ってきているんだ。タイトル、そういう意味? やけに手が込んでいるという面白さもあった。あまりにも芸人過ぎる
でも一番面白かったのは、オチ→暗転→後ろの衝立に隠れた瞬間
・シュテンドウジ(ジブリ→上下関係)
前半はシュテンドウジの十八番であるラップ(のような)漫才「ジブリ」。大清水さんの見せ場と言える、終盤に畳みかけてくるところが特に面白かった。語感の力で押してくる!
後半はシュテンドウジ最後の切り札となった漫才「上下関係」。ずっと模索し続けてきたネタだから面白いに決まっている! もちろん土下座も拝めました
大清水「漫才と漫才の切り替え方がわからなくて……」
上田「せやから解散するんや」
しかし二本連続で漫才をやったことがなかったからか、継ぎ目がかなり不自然になっていた。最後の最後で弱点が露呈することもあるんだ。いざという時には結構重要なスキルなんだなぁ
さらに言うと「上下関係」でもお互いに「ネタを飛ばす」「下に行くことを忘れる」が発生してグダグダになったりして……自分はフワフワしていたところも含めて、ただただ面白がっていたし、楽しかった
「最後の漫才があれでよかったのか?」と聞かれたら、堂々と「よかった、面白かった!」と返せます
大清水企画(北海道クイズ)
長瀬「ボンジョビの円陣聞きたかった!」
「コンビニの店員」だっけ? それもいいチョイスだな~w
企画は大清水さん、上田さんがそれぞれ持ち寄ったものを行う
大清水「北海道クイズー!」
出演者総出で大清水さんの出題する北海道クイズに挑戦する。解答数制限、誤答ペナルティ一切なし。正解したらジャガイモがもらえて、面白い答えを出してもジャガイモ一個がもらえる。優勝者はジャガイモ総取りという、楽しそうだけど優勝に旨味があるかは怪しい企画ですね
三年前のライブでもやっていたらしいのですが、今回は青森出身のあとむさん、北海道出身の長瀬さんがいるので違う展開になる予感がしました
何をどう書いたらいいのかわからないので、印象に残った場面や答えやワードや写真を羅列します
三問目で大清水さんのパーソナリティにだいぶ踏み込んでいた場面は、出ている芸人さんは大清水さんと絆があって基本的には面白おかしく話していて、大清水さんもノリノリに乗る部分もあったけど、自分はちょっとだけ真剣に考えてしまう部分があった(だから羅列の部分でもフワッとしか書けていない。あまり意味がないのはわかっている)
答えとかそれにまつわるエピソードを聞いてめっちゃ笑いはしたけど、それと同時に大清水さんが背負っていた重たい物が垣間見えたような気がした
上田企画(ツーショットトーク)
大清水さんがクジを引いて、当たった人と大清水さんでツーショットトークを行う
・観音日和
出会いはホリプロコムの花見。事務所イベントとしての花見があるの!? 大清水さんは特に工藤さんとバイト先も同じだから仲がいい
築山さんの電子書籍に大清水さんのことが少し出ている……気になる人は読んでみて!
後は大清水さんの酒癖の悪さと、大清水さんにイタズラを仕掛けられた話……善のエピソードが見当たらないw
・あとむ
大清水「あとむさん、なんで売れないんだろうね?」
リスペクトしている相手とツーショットトーク
あとむ「みんなは大清水を真面目な奴だと思う?」
お客さんはあまり肯定的じゃなかったけど、あとむさんから見た大清水さんの真面目エピソードを喋っていました
大清水ツアー時代のゲレロンステージでの
あとむ「え、ネタ滑ったの?」
大清水「今からやるんだよ」
という会話、深刻な事態なんだけどエピソードとして聞くと笑ってしまう。このライブ、進めば進むほど「大清水さんの気が軽くなってほしい」という気持ちが強くなるね
・確変
誰とでもいいとのことなので上田さんが登場する
上田「当たる確率低いんやけどな」
大清水さんのクジ運がいいのか悪いのか……?
あまりにも一対一では話ができないので、上田さんが密かに募集していたシュテンドウジへのメッセージを読み上げることになりました。何だかとても粋ですね
一通目は送信者の方というより、その友達の話が主軸となったメッセージだった。いいことは書いてあるけどツッコミが入る
大清水「友人かい!」
大清水「(メッセージを送ってくれた)その人はどの立場なの?」
友人共々応援しているということでしょう
二通目もまた真面目なメッセージではあったけど、最後にきっちり大清水さんをイジる。奇しくも北海道クイズが前振りになっていたかも? 大清水さんにはそりゃあもう元気に過ごしてほしい
三通目はごくごく普通の……まぁ言ってもいいか。私が送ったやつです。イジリとかそういうの一切なしで、大真面目に書いたつもりだったんですよ。なので
上田「大清水さんはお笑いの世界を離れると聞きました。一般市民ですね」
で笑いが起こったことについては未だに納得がいっていませんw
早々に一般市民扱いされて
大清水「まだですー! 10月いっぱいは違いますー!」
なんていいながらエンディングに入る
エンディング
ほとんどの芸人がいったん撤退していき、上田さんだけが残された。いよいよ締めの言葉なんだろうなと見ていたら
プシュッ
缶の蓋を開ける音がよく響いた。そして撤退していた芸人達が酒を片手にまた舞台に上がってきた……どこかのタイミングで酒を飲むような気はしていたんだ。飲まないで終わるわけがないという確信はあった。「チューマンライブ」ではお約束の件で、その話を聞いたことが過去にあったからそう思ったのかな?
それをあんな綺麗なタイミングでやられたら、そりゃあ面白いに決まっている!
このライブが終われば大清水さんはお笑いの世界を離れることになる。どうしていくかのおおまかなビジョンは持っている様子だった
・観音日和
M-1GP2回戦前に、先輩にアドバイスを求めても殆どが曖昧な返答だった。でも大清水さんは「コンサートのネタをやれ」とハッキリ言っていた。おかげで三回戦に行けた……という話をしていました
でも実際はパンプキンポテトフライの谷さんからのアドバイスが決定打だったとバラされる。いいオチだ
・6年黄組
長瀬「ずるいっすよ! 俺達もやめたい! もう滑らなくていいなんて!」
事務所ライブ下層(ホワイト)は地獄だった
大清水「6年黄組がやめていないから、頑張ろうと思っていた」
そんなシュテンドウジの事務所ライブの動画は解散後にはすべて消えてしまう
長瀬「俺、4本見てきました!」
上田「俺は全部ダウンロードしたけどな」
そんな返り討ちあります?w
・田中ゼブラ&あとむ
田中「チューマンの時は10人やったけど、今は20人も集まっている。シュテンドウジは愛されている。良かったと思う」
田中さんは二度、シュテンドウジの解散を間近で見ることになったから言葉に重みがある
あとむ「大清水が救急車で運ばれたことあったでしょ?」
上田「複数あるけど?」
あとむ「最近!」
劇症肝炎の時。普通100あったら危ない数値が1万を超えていて死にかけていた(「致死率」の話が出ていたらしい)。「救急車で病院に搬送された」としか知らなかったあとむさんは電話で「何で死んでないねん!」と言ってしまった。それに長瀬さんが割って入って「そのせいでキャンプが中止になった」と文句を言っていたのが面白かったです
・シュテンドウジ
上田「大清水さんの卒業ライブやけど、俺の最後のライブでもあるのに。みんな俺の事見てないよね?」
一般市民になるわけじゃないからかな……
上田「俺にムカつくこともあったと思う。けどそれはお互い様で、コンビって片方が悪かったってことはないと思う。シュテンドウジがここまでやってこれたのは間違いなく大清水さんのおかげ。楽しかった」
大清水「もうネタを作らなくていいんだ。少し休みたい。でも、これで最後だと思うと楽しかった。日本一面白いフリーター……じゃない、社会人目指します!」
ずっと明るくて、面白楽しいライブだった! やっぱり面白い人たちを見ると笑っちゃうし、でも終わった後にやっぱり寂しかったりして、自分にとっては特別に思い出深いライブになりました
自分なりの畳み方※ライブ本編とは一切関係ないので読み飛ばしていいです
正直言うと、シュテンドウジが再結成した時点ではこうしてラストライブを観に行くようになるとは思っていなかった。何せ解散を知った当時の呟きは
だし、再結成を知った当時の呟きは
だ。ダブルブッキングをきっかけに知って事務所ライブのネタ動画を見ていた程度でしかなかった
再結成というところを面白がって様子を見ていたら、あっという間に事務所ライブ最上位のゴールドに上がってきて、やっぱり面白い人たちなんじゃないかというところから興味を持ち始めた
「M-1GP2回戦通らなかったら解散」というのはどのタイミングで知ったのかは覚えていないけど……それで「じゃあ見るのやめよう」とは思わなかった。突破する可能性を信じていたし、そんな理由で興味を持った人たちを見るのをやめるなんて発想はない。ちょっと悪いことを言うと、もし解散するとしたらその時はどんな畳み方をするんだろうという興味もあったのだ
再結成までの間にライブ配信の仕組みが整ってきたのも大きかったのかもしれない。ゴールドプレートの配信も始まっていてトークを見られたのはよかった。他にも様々なライブの配信があってネタを見るチャンスには恵まれた。シュテンドウジが「劇場版」を立ち上げて、ずっと新しいことをやろうとしていたのを(間接的にではあるけど)見られたのも興味が続いた理由だと思う
コンビデキャスキャスもあったとか、上田さんが迷路配信をしていたとか細かいことも色々あったりして。何よりも、シュテンドウジはずっと面白いネタをやり続けていたコンビだった。だからこうして終わりを見届けたいと思い至った
再結成後に直接ライブを観に行ったことはかなり少ない(劇場版を含めるとしてもゴールドプレート、MANZAI NIGHTの合計3度しかない)からあまり偉そうなことは言えないけど……再結成から再解散まであっという間だったね。解散することには寂しさがあるし、もう少し見ていたかったという気持ちはある。でも今一度しっかりとシュテンドウジを見るチャンスを貰えただけラッキーだったと思う。あと事後報告とかじゃなくて明確に区切りをつけてもらえたのもよかった。ちゃんと別れを見届けられるって大事!(そう考えるとダイナソーの突然の解散はマジでなんだったんでしょうね?w)
解散したシュテンドウジのことは忘れないというか、ずっと引きずることになると思う。大喜利を続けている限りは(何のことかわからない人はこちら。このことがなくてもしばらくは引きずっていたよ、もちろん!)
こういうことを書いていてまだ実感がわかない部分もある。さすがに解散はしているとしても、大清水さんはもう一般市民になったのだろうか? 穏やかに過ごせているといいな
ありがとうシュテンドウジ! 最後のライブ、面白かった!
もし何か新しく面白いことやり始めたら、その時は教えてね
おわり
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