ながいの

生きづらいぞ現代社会! 「ふつうの生き方」を取り戻す方法を研究 東大法学部👨‍🎓→引きこ…

ながいの

生きづらいぞ現代社会! 「ふつうの生き方」を取り戻す方法を研究 東大法学部👨‍🎓→引きこもり🏠→ITベンチャー🧑‍💻 文学/映画/音楽/社会学/歴史 etc.

マガジン

最近の記事

棍棒を捨てよ、noteを書こう

 初心者noterが週一ペースで記事を書き始めて、旧石器時代まで思いを馳せたことを書きます。 初心者noter、無知に気づくの巻筆が止まる  毎記事、意気揚々と記事を書き始めるものの、すぐに筆が止まってしまうんですよねえ、、、  頭の中には独創的なアイディアや意外なストーリー展開が朧げにある(はず)のですが、文章にすると話が繋がらないのなあぜなあぜ?  面白い文章をポンポン書けると自分では思っていたのですが、幻想だとわかりました。笑 認めたくない事実  思考の整理のた

    • 教科書では教えてくれない、「囚人のジレンマ」の本質

       みなさん「囚人のジレンマ」という言葉は耳にしたことがあると思います。  解決が難しい問題の多くにはこのジレンマが関わっています。  例えば、、、  将来が心配なので貯金に回すと貨幣が流通せず経済が停滞する  便利だからと皆が自家用車で行楽地に移動すると、渋滞が発生し快適性が損なわれる  次のターゲットにならないよういじめを静観すると、クラスでいじめが存続する  個人が自分の利益を考えて行動すると、社会的に望ましくない状態が生まれてしまうのです。  しかし、社会的

      • 職場に行くのを一瞬で楽しみに変える方法

         お仕事お疲れ様です!そろそろお盆休みですね。    皆さんは毎日職場に行くのが楽しみですか?  私は楽しみではありません笑  ですが、職場に行くのが楽しみになる方法が見つかりました。  あるものを触りに行っているのです。  それは、、、、    キーボードとマウスです。  自分が気に入ったものに変えてみました。  「毎日長時間使うものにお金をかけるべき」(コンフォート原則)という考え方があります。  実際に長時間使うキーボードとマウスを変えてみると、効果てきめんでし

        • 焼肉が日本人の不安を救う

           先日の記事で、日本社会の生きづらさは日本人の不安遺伝子に由来することを書きました。  日本人は先天的に幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを使い回す機能が弱い人が多いのです。  先人たちはリスク回避を最優先した社会を築きあげてきましたが、VUCAと呼ばれるトレンドにおいてはレガシーなものとなりつつあります。  冴えたソリューションはあるのでしょうか?  そう。タイトルからお分かりの通り「焼肉を食べること」なのです。  一般的には、朝に散歩をすること、筋トレをすること、友人と

        棍棒を捨てよ、noteを書こう

        マガジン

        • アザラシの本棚
          0本

        記事

          生きづらさを感じる人が絶対に知っておくべきこと

           現代日本は超ハードモード化してきています。  その原因となっているのは、経済でしょうか?政治でしょうか?それとも技術力でしょうか?  どれも間違いではありませんが、本質ではありません。    問題の根幹は「遺伝子」にあります。  具体的にいうと、日本人固有の不安感にあると考えます。  日本人は遺伝的に不安やストレスを感じやすい傾向にあります。  安心ホルモンであるセロトニンをリサイクルする機能をもつ「セロトニンポーター遺伝子」のはたらきが少ない「SS型」と呼ばれる遺伝子を

          生きづらさを感じる人が絶対に知っておくべきこと

          「世の中そんなに甘くない」のか?

           「世の中そんなに甘くない」「そのままではいけない」「負け組になってはいけない」。  あえて言います。全て無視して構いません!  これからその理由をお伝えします。  不安を煽る情報発信は2種類に分けられます。  悪意の発信、善意の発信です。  悪意の発信は、発信者の利益に誘導するために不安を煽るパターンです。  街中を歩いていたり、SNSを眺めていると出没してきますが、当たり前のように無視しましょう。  発信者が儲けるためにやっていることです。真に受けると幸福感を下げます

          「世の中そんなに甘くない」のか?

          人生の選択に迷ったら、まず○○しましょう

           流動化した現代社会においては、肩書きなどの外形に頼ったりインフルエンサーの発言を鵜呑みにするのではなく、自分で考えて判断することが重要です。  そのためには「どこかに答えがある」という誤解を解く必要があります。  なぜ私たちは答えを求めてしまうのでしょうか。  レールから外れることに対する不安(→過去記事)や、一問一答形式の学校教育は大きな要因でしょう。  ですが一番の要因は、「遊びを忘れてしまうこと」にあるのではないでしょうか。  本来、自分で考えることは楽しいこと

          人生の選択に迷ったら、まず○○しましょう

          その「投資」、ちょっと待った!

          「貯蓄から投資へ」というスローガンが掲げられてから20年ほどが経ちました。  NISA非課税枠の拡大や金融教育の義務化など、国民の投資を促す政策が進められています。  私はこれに安易に飛びつくのは危険であると考えます。  マネーを通じた互恵関係から疎外されていく可能性が高いからです。  金融庁が「老後30年間で約2,000万年が不足する」と報告した通り、個人の資産形成が貯金だけでは難しくなったことが背景です。  そもそも、なぜかつては貯蓄だけで十分だったのでしょうか?  以

          その「投資」、ちょっと待った!

          クラシック音楽は文化的か

           クラシック音楽というジャンルは衰退しているということが良く言われます。  私もいちファンとして、体感的にそう感じるところがあります。  (市場規模などのデータはなかなか見つからず、、、)  衰退しているとすればなぜでしょうか?  それは「文化的でないから」だと考えます。え、逆じゃない?  「文化的なもの」とは何でしょうか?  2つの方向性から説明ができそうです。  一つ目は、お上品なものという意味。  日常会話で「文化的」と使うときは、このケースが多いのではないでしょ

          クラシック音楽は文化的か

          転職信仰への疑問

           SNSやネットの記事を見ていると、「無責任な綺麗事」が溢れていると感じます。  綺麗事の言っていることは、理屈としては正しいんですよね。  ただ、それが誰かの利益に誘導するために使われていることも多いです。  綺麗事を鵜呑みにして欲しくないという思いが私が発信しているモチベーションの一つになっています。  (最近、全然記事を書けてないので初心に返ってみました笑)  今回注意喚起したいフレーズは、「今の時代、転職は当たり前!」です。  マイナビの調べによると2023年の正社

          転職信仰への疑問

          教養ってなんだろう?

           最近、タイトルに教養とつく本をよく見かけませんか?  教養としての投資、教養としてのアート、教養としての哲学、教養としてのサウナ、教養としてのアントニオ猪木、、、  一体、教養って何なんだろう。 1.教養って何だろう?  先人が書かれた本を参照してみると、色々な定義が書かれています。  いずれも納得できるものばかりです。  せっかくなので自分の言葉に変換すると、「情報を料理する能力」であると考えています。  仕入れた情報をそのままにせず、自分の好みに加工して活用するこ

          教養ってなんだろう?

          GIVEするよりも本質的なこと【GIVE & TAKE / アダム・グラント】

           皆さんは、アダム・グラント著の『GIVE & TAKE: 「与える人」こそ成功する時代』という著作をご存知でしょうか?  タイトルに答えが書かれていますが、他人に利益を与える人(ギバー)が成功するよ、ということが書かれている本です。  ただ、ここがミソで、最も失敗するのもギバーだというのです。なぜでしょう?  筆者はギバーを2類型に分類します。  自己犠牲的ギバー:自分の身を削ってでも人に与えるため、テイカーに搾取されてしまう  他者志向型ギバー:他者の利益と同様に自分

          GIVEするよりも本質的なこと【GIVE & TAKE / アダム・グラント】

          【敷かれたレールに乗るか?降りるか?】あのこは貴族②

           前回の記事に引き続き、映画『あのこは貴族』について書きます。  敷かれたレールに乗っても乗らなくても辛いじゃないか、ということについて書きました。  このジレンマを解消することはできるのでしょうか?  「自分で自分を認められるか」がポイントになるかと思います。  自分が納得できていれば、本来は敷かれたレールに乗っているか乗っていないかは問題ではないのです。  しかし、人は自分で自分を認められない時、他者に認めてもらおうとします。直接的な承認や賞賛だけでなく、スペックやス

          【敷かれたレールに乗るか?降りるか?】あのこは貴族②

          【敷かれたレールに乗るか?降りるか?】あのこは貴族①

           正月近くになると見たくなる映画があります。原作山内マリコさん、監督岨手由貴子さんの『あのこは貴族』です。  映画の内容は正月に関係ないのですが笑、地方出身者が帰省してガラガラな東京のシーンから始まる映画です。  ※既にあらすじをご存知の方は次の記事からお読みください。  高度経済成長期には日本は一億総中流と言われました。しかし、東大生の親の平均年収が1,000万と言われるように、生まれによる階級の分断が進んできています。  異なる階級を象徴するように、二人の主人公が対比的

          【敷かれたレールに乗るか?降りるか?】あのこは貴族①

          2024年はこうしたい

           noteで記事を書き始めてから、早くも2年近くが経とうとしています。一年の計は元旦にあり!ということで、これまでのまとめと、今年の目標を整理しておこうと思います。 1.記事の量を増やす  今までは1〜2ヶ月に1記事くらいのペースで書いてきました。本当はもっと早いペースで書き進めたいのですが、なかなか記事作成のスピードが追いつきませんでした。  最近になってやっと、自分が各記事に共通するパターンというか、関心のあるテーマがわかってきました。  「時代の過渡期をどのように生

          2024年はこうしたい

          【競争社会の乗り切り方】闘争領域の拡大/ウエルベック③

           前回の記事に引き続き、『闘争領域の拡大』について書きます。  情報が氾濫している現代においては、自分の本当の望みに気づくことは簡単ではありません。どうすれば良いでしょうか。  合理的な思考を武器に如才なく出世を重ねた本作の主人公。しかしいつの間にかメンタルを病んでしまった。  しかし、一つだけ、人生の喜びが残っていました。  一般論を言えば、喫煙にはデメリットしかありません。健康への悪影響、税金による財布へのダメージ、喫煙の度にオフィスの片隅に押し込められる肩身の狭さ。

          【競争社会の乗り切り方】闘争領域の拡大/ウエルベック③