キッチンカーの旅〜福岡編(2)~
2023.5.31
北九州入りしておよそ2ヶ月半
カレーの通常営業にイベントを折り込みながら、ここでの生活もいよいよ日常になってきた頃
小倉でのカレー営業
近くのお店の人が食べに来てくれたり、私も食べに行ったり、別府で経験したような、いい循環がある
あまり、ここ、馬借エリアから抜け出せず(抜け出す必要がなく)私は周囲をうろうろして遊んでいる
最近は、水玉農園さんや、すみれ農園さん、変わった八百屋さんとも繋がり、カレーの素材も段々とレベルアップしている
特に水玉農園さんのミニトマトがおいしい、2パック買ってあまりのおいしさに1パックは全部自分で食べてしまった、から、昨日は箱買いをした
6月中旬はトマト狩りをするという、街に滞在しているときに、畑へ行けることは本当に嬉しい、土に触れてまた0の感覚を取り戻したいところ
この間は2週連続4日間、糸島へ出店しに行った
糸島の環境は島原と似ていると聞いた、確かに海が近いわりに川の水は透き通っていて綺麗、自然に溢れていて、空気も、なるほどこれが美味しいということなのか
糸島で宿泊したロッヂも良かった、夫婦岩がある海のすぐ近くにあり、周りを、同じようなロッヂが数軒と小川、小さな水田、竹林が囲んでいる
晴天
満天の星
テラスに布団を敷いて星を仰ぎ見ながら寝入る
髪も枕も朝露に濡れていることに気づいて起きる
空が白み、鳥が騒がしく鳴きはじめた
朝の5時半頃
昇ってきた太陽の光が、鱗雲の輪郭を照らしていて、合間に覗いている水色の空と、黄金色の光と、白い雲が複雑な風景をつくっている
じっと見つめていると、表情が少しずつ変わっていく
綺麗だ、滞りのない清々しい風景、
あの場所へ飛んでいけたらどんなにいいだろう
次の場所が決まらない
でもきっといい出会いがあると思ってぎりぎりまで粘っている
決まるときはいつも突然
とんとん拍子に話が進んで、見えなかった一本道が目の前に現れ、綺麗にまっすぐすーっと向こう側へと通っていく感覚
あと1ヶ月間
その時をここでゆらゆらとしながら、待つことにしよう