キッチンカーの旅〜福岡編(3)〜
2023.7.8
北九州での営業と滞在を終えた
3カ月とちょっと、いつも通りあっという間だった
やっぱり育った故郷に近いからか、「人が合う」と感じることが多々あり、私はここでの生活でいつの間にか肩の力がすっかり抜けていた
たくさんカレーを作ったし、たくさん遊びもした、毎週のようにあるイベントに行ったり、海や山にも行った
遊ぶのに事欠かない街だと思った、そこにいる人たちの遊びもユーモアがあって面白い
皆(少なくとも私の周囲は)、仕事の他に呼吸をするように何かを創っている、もちろんそれを生業としている人も多いけれど、
それは決して損得の話ではなくただ傍らに表現したいものを表現していた
お店の内装から始まり、石膏の作り物や、割れた陶器への落書き、絵画など…さりげなく人に見せてさりげなく褒め合う、とてもいい文化だと感じた
大きな家族って言ったらベタかな
大きな淡い丸の中に、丸と丸が表面少しだけ重なっているイメージ、
愛のある無関心、ドライな関心、でもそこに確かな尊重がある
過ごしやすい、居心地がいい、私は何度もそう思った
だからこそ、離れるときは本当に寂しかった
カレー屋として、私個人として、Bloomyのメンバーはじめ関わった人たち全てに大なり小なりの思い出があって、
それが良いものでも悪いものでも淡い丸の中にすべて詰め込んでぴったり私の一部にしてしまおう、と考えながら出発した
頂いたたくさんの心、感謝して
できなかった恩返しは次の土地で恩返し
またきっと帰ります
皆さま、本当に、ありがとうございました
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次は和歌山になった
Bloomyでの最終営業6日前の朝に送られてきたメッセージで決まった
南インド料理店を経営している女性が産休中のため、その間、間借りする人を探しているという
色んな可能性や選択肢があったがしっかり決まらないでいたところ、この日にそのメッセージで次の土地が突然決まった
ある友人は私の旅を「人を通じて自然にしりとりみたいにー」という例え方をしていたがまさにその通りだなぁと感じた
しりとりの旅、続けて、目指すは北海道
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北九州で人生初めて一目惚れしたスケートボードを買った、それまで自分がスケートボードに乗るなんてと思っていたけれど、その板に惚れて買ってしまったのだから乗るしかない
いざ乗ってみると、小倉の街はすごく滑りやすく、街乗りに最適だと感じた
歩くよりも早く自転車よりは少し遅いけれど、お店や公共交通機関の中に持ち運べる、便利なツールだと思った
これから色んな街で滑れるのかと思うとわくわくする、相棒がひとり加わったように感じた
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板に片足をのせる、もう片足を慎重に前に出してここだというタイミングで地面を思いっきり蹴る
スピードがつき風がうまれる、この速度がちょうどいい
少し高くなった視野、高揚する心
目指すは気持ちのいい場所へ
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感謝してやまない
○Bloomy Days Vintage @bloomydays_homme
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