キッチンカーの旅〜大阪編(1)〜
あっ!(圧)倒的情報量!物量!圧迫感!
こんな大きい街まで来てしまいました
沖縄は結局4か月間とちょっとの滞在となり、えみさんと笑顔のお別れ(えみさんとはいつもさっぱりとしたお別れをする)を経た後、大阪へ
数日後、船で渡ってきた相棒(キッチンカー)と再会し、街中を走る
これが、たまらなくスリリングで
見たことのない数の車線、車の量、スピード感、流れに乗らないといけない感じ
カーレースじゃあるまいし、なんでこんなに飛ばすのか
確かに、信号が多く、苛立つ気持ちもわからなくはない、しかし、私は松本ナンバーなんだぞよそ者なんだぞ慣れてないんだぞ
なんて、誰も気にするはずもなく、私も流れをつかんでその気になって乗るしかないのです
今の今まで、事故がないのが奇跡だと感じるほどで、これからも血走った目で前のめりになって運転しなければならなさそう、気を付けます
『ピロピロ~♪トッキ、運転スキルがレベルアップしました』
ーそれはさておき、これまたご縁で先日三日間は、大阪市中崎町の「common cafe」にて出店させて頂きました
中崎町は、「梅田に隣接する町で、太平洋戦争の戦火を免れた」昭和初期の建物の残る、風情のある町です、そんな建物たちは、飲食店やアクセサリー屋さん、洋服屋さんなどさまざまなお店によって活かされています
そしてcommon cafe は、「さまざまなジャンルに関心を持つメンバーにより一つのカフェ空間をシェアしつつ維持・発展させていくという実験」で「カフェとしての営業を基本」としているが、「音楽ライブ、演劇公演、映像上映、展示会、レクチャー、サロンなどのイベント」も催され「さまざまなジャンルの表現空間として機能」している場所です
オーナーは様々なところで“場づくり”のプロデュースをされてきた「山納洋」さんです、「つながるカフェ~コミュニティの〈場〉をつくる方法~」はじめ、たくさんの著書を手掛けています、知る人ぞ知るお方なのではないでしょうか
ひとまず、三日間の大阪初出店、ぽっと出のトッキにも関わらず、ご来店下さった皆様ありがとうございました
インスタグラムを見てきた、という方が多かった一方、外に出してある「長野県から参りました、三日間限定のー」という文句の書かれた看板に魅かれて来たという方たちもいて、大阪の人たちのたくましさ(というか、カレー好き?)を感じました
帰り際には、お一人お一人お声をかけてくださって、お話しできたことが一番嬉しかった
そして、実は!今度の10月8日(土)に再び大阪出店が決まりました!
「カレー事情聴取」というイベントなのですが、9~10月の間に全国からおよそ150店舗ものカレー屋さんが集まるイベントなのです
またそのころには別府から大阪にカムバックします!皆様どうぞよろしくお願いいたします(詳細は追々)
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都会は大変です
道路は常に渋滞していて、目的地まで車で行くとなると距離のわりに時間がものすごくかかります
街中で、雨の中でも傘をさして自転車を走らせている(恐らく)お母さんを見ると、逞しさを感じます
街の駅を歩いていると、ちゃんとした制服を着た子供たちが楽しそうに人ごみの中を走っていて、この子たちはどんな将来を迎えるのだろうと考えたりします
でも、なぜかふっと懐かしさがこみあげてくるので、なんだろうと少しこれについて考えてみたら、私も街で育った子であったことを思い出しました
この都会の好ましいとは思い難い空気感や、目が回るほど行き交う人たち、列をなすたくさんの車、などどれも私が小さいときは当たり前の世界だったのでした
すっかり、忘れていたころに大阪の街があの幼少期の感覚を思い出させてくれました、今の今まで忘れていた自分にびっくりです
そのくらい、地方の暮らしが身に染みていたのでしょう(あるいは骨の髄の寸前まで)
きっと懐かしい感じがするから、いろいろ思い出せそうだから(良いことも悪いことも)、大阪もなんだかんだ好きになりそうです
しばらくお邪魔いたします
(やや、今回は長文だな)