「1万円使ってみたい」~クレーンゲームの教育的意義?!~
突然ですが、子どもが
「クレーンゲームに1万円使ってみるのが夢なの!」
と言い出したら
あなたはどうしますか?
この記事を最後まで読むと、
あなたは、親子ともに楽しみながら「生きる力」を育むスタイルを家庭教育に取り入れるヒントを得られます。
ぜひクレーンゲーム以外の様々なジャンルでも応用してください。
クレーンゲームに1万円使いたい
今年の夏、11歳の娘がこんなことを言い出しました。
「今一番叶えたい願いが《クレーンゲームに1万円使ってみたい》なんだ。でも、こないだ2,000円使ったときに足が震えるくらい怖かったから、1万円も使うのはさすがに怖くて一人じゃできそうにない。〇〇ちゃんが側にいてくれたらできそうな気がするんだ!叶えたいんだけど、いい?」
「い、いちまんえん?!そんなに大金をかけるの?クレーンゲームに?」
とか
「クレーンゲームで取った景品…ぬいぐるみとか・・・家の中に転がってるじゃん…。捨てるに捨てられないのに、また増やすの?」
私はこのような考えがグルグルして、ぐっと言葉に詰まりました…。
以前、2000円と決めてクレーンゲームをやっている娘の姿を見て、ざわつきが否めなかった私。
この「クレーンゲーム1万円チャレンジ」は、私にとっても子どもにとっても何か気づきがあるはずとは思いました。
私のざわつきがどうなるのか?
娘の気づきがどんなものなのか?
どんなマナビがあるのか?
成果が不透明なことって世の中にはたくさんあって。
不透明なままやってみたことからどんな新発見があるのか?
この視点は、これからの時代めちゃくちゃ大事だと思ったので、検証結果とともにこの記事でお伝えしていきます。
投資?浪費?消費?
我が家では、おこづかい&お年玉の使いみちは子ども自身で決めていいことにしています。
だから、「クレーンゲームにお金を使ってはいけない」と私が言う選択肢はない・・・。
「今回のおこづかいの使い方は、《投資》《浪費》《消費》のうち、どれ?」
と娘に問うたら、「投資」と答えました。
投資ということは、自分の成長のために必要な経験なんだということなので、「それはそれで尊重しよう」と決めるだけでその時は精一杯でした。
でも、以前、2000円と決めてクレーンゲームをやっている娘の姿を見て、モヤモヤ感が否めなかった私。
そのモヤモヤは、「何を得られるの?」という疑問でした。
私自身は、商品自体にもクレーンゲーム自体にも魅力を感じたことはなく、意義をまったく感じられなかったからです。
決行当日までのモヤモヤを解消するために
その場では「いいよ」と返事したものの、当日までにモヤモヤをできるだけ解消すべく、私は会う人会う人いろんな人にこの話をしてみました。
中でも、
「うちは、子どもが家のお金を持ち出してクレーンゲームに没頭していた時期があって…。見つけたときはこっぴどく叱ったんだけど、そのあと、子どもがなぜクレーンゲームに没頭したのかその気持ちを知りたいと思って、自分がクレーンゲームをやり始めたのよ。そしたら、私がハマったわ!」という先輩ママの話を聞けたことは大きかったです。
その間にも娘は、遠方に住んでいる〇〇ちゃんとの約束を取りつけ、私や〇〇ちゃんのお母さんの予定を合わせ、日時・場所・スケジュールをしっかり組んで段取りをつけていました( ´艸`)
一方で、家で暇さえあれば、クレーンゲームの攻略動画を熱心に視聴していました。
(最近のクレーンゲームは、取り方や種類が豊富で、私にしたらどういう仕組みで取るのか、操作方法さえ理解できないものがたくさんある…)
1万円投資する日
そうやって臨んだ当日、
前日から
「1万円札だと両替できないかもしれない」
「お金落したらどうしよう」
などの不安も抱きつつ、
無事〇〇ちゃんと合流して、いざクレーンゲーム場へ。
計3時間くらいは滞在していたかな…。
やりきりました…(1万円使い切ったと思っていたけど、実際には2,000円残っていて、使ったのは実際は8,000円だったらしい…)
パパもいたので、私たちママ同士でおしゃべりに興じて、パパに子ども達を任せていた時間も長かったのですが(笑)
序盤は、慎重でなかなかやり始めなかったのが、だんだんと台を選んだり切り替える判断が早くなっていくのが印象的でした。時間が経つにつれて、目つきも変わり、ゾーンに入っていましたね。。。
結局、何を得た?
帰りの車中や後日、娘から感想を聞いたものをまとめると以下の通り。
あんなに予習したのに、いざ本番では戦法を1つくらいしか覚えていなかった。(メモしておかない限り、覚えておくのは無理)
その戦法がどの台にふさわしいのかがわからなくて、同じ戦法を試していったけど、なかなかうまく合わなかった。
でも、途中で戦法が効く台に当たって比較的大物が取れて、それが嬉しかった。
兄の好きなYOUTUBERさんのぬいぐるみを見つけて取ってあげたら喜ぶと思って、2,000円も使ったけど、取れなくて、あきらめた。
その後、「誰かのためにじゃなくて、自分が欲しいやつを取ろう」って思った。それでも、景品を見るたびに「取ったらママが喜びそう」とか考えてしまった(実際にガラスの保存容器を取った)
台選びが大事なんだって思った。自分の戦術が通用する台はどれか?今取れそうな台はどれか?
1万円使うからこそ狙うべき大物がたくさんあったのに、「取れなかったらどうしよう」という恐怖で思うようにチャレンジできなかった。
予想より収穫が少なかった。(あと1つ、兄のために2000円かけた大物が取れたら大満足だった)
10円クレーンゲーム(少額で楽しめるクレーンゲームもあるのだ)はガンガンチャレンジできたし、それなりに取れた。
この感想をふまえ、私が勝手に「クレーンゲームの教育的意義」を示すとすれば、次の通り!
学んだことはメモして実践の場で持参した方が生かしやすい!
戦法を学んでも、どこでどう使えるのか?という前提がわからなければ生かし切れない。
粘り強く試していけば、うまくマッチしたときに成果が生まれる。
「誰かのために」というモチベーションありきの行動は持続性があるため、結果につながりやすい。
失敗を想定すると恐怖でフリーズして行動できなくなる。
大きな思いが達成されるか否かは、評価の大きな分け目となる。
投資額が小さければ(スモールステップは)、チャレンジのハードルが下がる。
こんなに出てきましたわ(笑)
ちなみに、10円のクレーンゲームでさえ、及び腰だった私…。
でも、台を見て、「これなら取れそう!」と思い、みずからチャレンジできました✨
(食べたいお菓子狙いだったし、取れたとき、めっちゃ達成感あった!)
成功する見込みが高いのは「チャレンジ」ではない
「やってみる」を軽やかにできるって本当にすごいこと。
「成功する見込みが高いチャレンジ」
この「チャレンジ」は純粋なチャレンジではないな、と最近思います。
成功できる見込みがわからないことだらけのこれからの時代…。
見込みのあるものだけを選んでいると、誰かがチャレンジするのを待たねばならず、「待ちの人生」しか選べず、生きづらくなっていきます。
こんな時代を生き抜いていく子どもたち。
この子たちよりも臆病な私が、何を教えられるというのか?
今回のクレーンゲームだけが唯一の手段ではないけれど、
親子で楽しみながら
(自分がやっているわけではないけど、やはり取れたときは嬉しいし楽しい!)
親子ともに「生きる力」を育んでいくことができるという点に、
《クレーンゲームの教育的意義》がありますね!
私が話を聞いて回っていた頃に
「うちの子もクレーンゲームにハマりかけてます~」っていう話もちらほら聞きました。
「やってみてどうだったか?」
感じた学びをもし子どもから教えてもらったりしたら、ぜひ私にも教えてくださ~い。
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