建築学生の呟き*『お宿図鑑』著者

過去に受けた質問への回答を、メモとして置いておく場所です。 ーーーー 吉宮晴紀(よしみやはるき)

建築学生の呟き*『お宿図鑑』著者

過去に受けた質問への回答を、メモとして置いておく場所です。 ーーーー 吉宮晴紀(よしみやはるき)

最近の記事

なぜ『お宿図鑑』を出したのか

中学生の頃、なんとなく自分の本を出したい、と夢を持った時期があった。 本を出すなら中学生旅行記、とかどうだろう。とその頃は本を出すこと自体が目的であったが、国語の先生に相談したら一蹴された。 そこで、本を出したいという思いはいったん途絶える。 とても残念に思ったが、それは今となったら笑い話。 その頃、幼少期から読んでいた『河童が覗いたヨーロッパ』にアイデアを得て、建物の内観パースを描き始めた。 まったく趣味の範囲で自己満足だったが、どうせなら自分なりのスタイルを編み出したい

    • SNSフォロワーの増やし方

      フォロワーを増やすこと自体を目的にしてはいけないと思う。 よくある増やし方論も、まったくあてにならない。 数字にこだわりがちな自覚のある方は、是非ここで引き返してください。 Twitterのフォロワー数が1万を超えたころからよくいただく質問だが、もちろん様々な運営の仕方があることを念頭に置いていただきたい。 その上で、なぜTwitter「建築学生の呟き」のフォロワー数が4万を超える程度になったか、私なりに考えてみたいと思う。 建築学生の呟き https://twitter

      ¥100
      • なぜ泊まれる文化財を扱うのか

        単なる興味と趣味だけならば、とっくの昔に飽きているかもしれない。 今も続ける理屈をひとことにまとめれば、自分の将来のためである。 ーーー この頃国際的に「豊かな国 日本」という幻想が崩れ落ちていくのを感じる。 ほとんどは政治に対する失望でもあるのだが、この国は今後どうやって続いていくのか、そんな展望すら持てない。 そんな中で、文化に関してはまだ未活用の領域が多いように感じる。 古来民族の入れ替わりもなく島国として存続し続けている日本は、あるものすべてがそのまま観光資源に

        • 自分は変人なのか

          「言ってしまえば変人ですよね」などとよく言われる。 それを念頭に置いて「変人と言われることについてどう思うか」と訊かれることも多い。 お好きにどうぞ。あまり気にならない。 気にならないとか言うのも、強がっている部分は多少あるだろう。しかし、そもそも何と比べて変だというのだろうか。 その発言者が捉えた「普通の世界」からは外れている、という重要な客観データではあるが、そもそもその人にとっての「普通の世界」が他人である私に共有できない以上は、それをベースにした発言はほとんど情報

          今何をしているのか 2024年7月

          千葉大学大学院 建築学コースの2回生 最大の懸案事項であった出版と就活が終わり、久々に肩の荷が軽い。 取材と称した、ただの旅行に頻繁に出かけ、 取材対応と称した、ただの自分語りを繰り広げ、 ちょっとは社会性を持たねばと自省し、オーケストラで人々と交流する日々。 あとは各地の用事 肝心の学業の研究はほぼ手がつかない。 仕事の依頼やお誘いは方向性が合っていれば断らないので、自分の意思と行動ですべてが決まる研究はまったく後回しになってしまう。 これまでの行動からみて自己の意思

          今何をしているのか 2024年7月

          布石

          頭脳の衰えを感じる 訊かれてから困ることも多い メディアへ出ることが増え、この頃あれこれと質問されることが多くなった。 ふと同期の面白い記事を見て急に思い立ち、以前から要望のあったNoteを開設することにした。 よくもらう質問に答えるため、自分のための備忘録 そのうち旅行記を追加するかも 『お宿図鑑』著者 建築学生の呟き ときやど 吉宮晴紀