【マジで】MBTIについて考えてみた【INTJの女って少ないの?】
最近、MBTIというものにハマっている。
私は小説を書いていて、そのキャラメイクの一環として、行っているのだが、これがなかなか面白い。
と言っても、MBTIというのは、あくまで性格の分類というだけであって「遊び」の一つだと思っている。
エゴグラムみたいな定番の性格診断も、あくまで「そういう傾向」が分かるだけで、その本人のすべてが分かるはずなどない。
4文字で、その為人が分かったら、たまったもんじゃない。
人間はもっと複雑のはずだ。
以上が心理学を修めた人間として、こう考えるという話。
まあ、ハマっているというだけあって、面白い試みだと思う。
特に、キャラメイクに関しては、かなり参考になる。
で。
自分はどんな人間なのか、アレコレ考え始めるようになった。
キャラの分析の前に、自分が分かっていないといけないな、とか思い立ち、いくつかのMBTI診断を行ってみた。
これで私のすべてが分かるとは、到底思えない。しかし、自分の思考のクセがわかれば、面白いと思うし、自分と同じ思考のキャラとか分かったら、これからの創作はきっともっと楽しいはずだ。
ということで、何度も受けてみた。結果はすべて、INTJだった。ついでにやったトライタイプは485である。
INTJについて、女は少ないという。
そこら辺の統計について、どの母集団でとったのかが謎なので、よく分からない。信憑性はないかなと思う。
様々なサイトを見ると、INTJは究極の理想主義者で、その理想を実現するためにとんでもない行動をするらしい。
それで、実感として、世の中に存在する多くの女性グループの構成員というのは、刹那主義で現実主義者が多い。話している内容は、気まぐれで、その場その場で生きている人は多いと感じている。
辛口な思考のときは「こいつらは何も考えてねえんだな」と考えてしまうほどだ。言動があまりに無責任ではないかと、彼女たちに憤る。
以上はあくまで、個人的に感じているだけの話だ。統計をとったわけではない。念押ししておく。
で。
人は私のことを「理想主義者」という。
よく「あなたは将来のなりたい自分という像がはっきりしている」と言われる。
この「何の根拠もなく、はっきりと未来の自分が見えている」というのを「内向的直観」というらしい。
このビジョンは世の中のありとあらゆる未来が見えるらしいのだが、それはイマイチ分かっていない。
「内向的直観」は、INTJが一番使っている心理機能である。
もちろん、世の中は甘いものではないので、思い通りの人生は歩んでいないし、現在でも、にっちもさっちもいかない泥沼に中にいる感覚だ。
20代の頃は、「どうしてそんなに生き急いでいるの?」と心配されるぐらい、この底なし沼の人生にもがいていたが、30を過ぎると、もがくのを楽しむのもいいかなと思うようになった。
一方で、世の中の刹那主義者が楽しそうに生きているのを見ていると、もがいている自分が情けなくなる。
幼い頃は「石橋を叩いて壊すなよ」と言われていた。
慎重というよりは、失敗しないようにするためにはどうすればいいか、脳内で試行錯誤していただけなのだが。
全くもって、ガキらしくない。
そんな子どもが「こいつぁ、何も考えてねえバカだな」と他人を蔑んだ目で見るのだ。心の底では、うらやましいと思いながら。そんなの、嫌われて当然である。
20代の頃は、もう少し成熟した世の中だと思っていた。成人になって10年経つと、やっぱりみんな何も考えてねえなと冷笑してしまう。
お前が考えすぎなんだとわらわれるだろうけど。
で。
私は割と重い病気である。
一生治らないと言われるものだ。最近、薬は減ったけど。
十数年前にかかり、現在進行形で結構なハンデを背負っている。
当時、病気のせいで、高校を辞め、孤独になった私は、救いを求めて、同じ病気の人の自助会と家族会に行った。
彼らを見た私の絶望感は半端なかった。
頑張って言語化してみるが、当事者じゃないと伝わらないものだと思うし、すべて分かってしまったら、多分SAN値直行なので、理解しないようにしてほしい。
今をしのげばいい。
今、生きていればいい。
病気だから、かわいそうだよね。
今さえ楽しければ、それでいい。
がんばらなくていいんだよ。
だって、病気なのだから。
お世話してあげる。
病気だもんね。
一生、めんどうをみてあげる。
かわいそうな病気だもんね。
わかりやすくまとめると、究極の刹那主義の集団だ。
未来……現実的に言い換えると「将来」について、まったく考えていない。
そして、これは人間としての尊厳がない、または奪っているとしか思えない状況と感じた。
私は10代の頃から「未来」は、理想を作り出す希望そのものだと考えていた。
しかし、目の前にいる彼らは彼ら自身の「未来」を捨てたり、家族は彼らの「未来」を奪うような言動をしているのだ。
うら若き未来思考の若者が、この様な状況を見て、絶望しか感じなかったのはお分かりいただけるだろうか。
自分の将来はこのような堕落したものしかないのか、と。
人間というのは、未来を考える動物という。
火を手に入れた人類は、考える時間が大幅に増えた。
そして、人類初の発明といわれる「数」で、未来を予測するようになっていったといわれている。
聞く話によると、人間の本能というのは、「3」までしか考えられず、「4」以降の数の概念は脈々と受け継がれた文明らしい。
実際、未開の地の人々は「3」までしか数えられない。
ここまで「未来」を奪うというのは、文明を持つ人間としての尊厳を奪うこととしか思えず、今でもゾッとする。そのまま、自助会や家族会に入らなくて、心底良かった。
ハンデを負いながらも、良い職場に就職できたし、私の人生はこれからだと希望を持っている。
INTJが二番目によく使う心理機能が「外向的思考」である。
今、かなりこれが強く出ている。
世の中と自分を比べたがるのだ。
社会の考え方と自分の考え方が合わないのが、とても不安なのだ。
INTJが一番弱いのは、「外向的感覚」である。
ここは完全に狂っている。
雪が降っているのに、袖なしのワンピースを着ているのだ。
風邪をひくっていうのに。あたしって、ホントばか。
長くなった。
INTJというものの概念について、私に当てはまるところをいくつかピックアップしてみた。きっとバーナム効果があると思う。まあ、遊びだ。遊び。
とっちらかっているのは、申し訳ない。
おまけ
MBTIの考えのもととなったユング心理学の応用が、タロット占いであり、「当てる能力」というのは、心理機能の直観を利用している。
内向的直観を鍛えるため、タロットの練習をしようかな……とか考えてたりしている。占いは好きだし、チャレンジしがいはあるかもしれない。
だが、タロットの才能はどちらかというと、外向的直観を利用するもののような気がする。