のりたま交流戦観戦記2
のりたま将棋クラブさんと将棋Vの交流戦2日目について書きます。
前回の記事はこちら。
中継配信はこちら。
総譜はのりたま将棋クラブさんのwikiからご確認ください。
1局目 すず白ラパニス - なおき
先手はV側ラパニスさん。第1期V名人戦では残念ながらV-C級全敗という悔しい結果になりましたが、そこから一念発起。
ほぼ毎週将棋の配信をされ、どんどん力を蓄えている印象です。本譜は最近のラパニスさんの指し方、角交換から右玉に進みます。
対するのりたま側のなおきさんは鷺宮ローランさんと真澤千星さんの番組「さぎちせ深夜レッスン」で相掛かりの棋譜を送られており、非常にお強いことが察せられます。
本局では早繰り銀で仕掛けを目指します。力ではなおきさんに軍配が上がりそうですが、果たして。
画像の銀捨てがなおきさんの鋭い棋風通りの手。上手く対応できれば難しくなりそうですが、本局はラパニスさんも面食らったか▲7五角で首を差し出すような格好となってしまいました。
以下は鮮やかな寄せが決まってなおきさんの勝利。ラパニスさんは少し力が出しにくい悔しい結果だったかもしれません。
2局目 ドラキー - 五反田えぬ
先手のりたま側のドラキーさんは昨年も「のりたま・将棋V交流戦」に参加して頂いた方。
昨年は後手のゴキゲン中飛車ということで、先手での本局は予想通りというべきか先手中飛車となりました。
後手のV側五反田えぬさんは振り飛車寄りのオールラウンダーで様々な戦型を指しこなします。本局は女流棋士であるカロリーナ先生との対局と同様、糸谷流右玉へと進みました。
濃密で難解なねじり合いが長く続く熱戦でしたが、個人的に印象的なのは龍を引き成った局面です。ここで後手玉が手厚くなり、形勢が開いたように思いました。
非常に拮抗した中盤で拝見していて非常に楽しい将棋でした。必見です。
3局目 to-sin - 常盤台メイ
こちらは自分の対局ということで、自戦記を書きました。お読み頂ければ嬉しいです。
ここまでと次回について
ここまで6局で星取りは3勝3敗の互角。交流が目的とはいえ、やる以上は勝ちたいところではあります。
次回は8/18火 20時より行われ、サメのフーカさんのチャンネルで中継される予定です。
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