和食はやはり日本人のこころ。赤坂うまや 丸の内線・銀座線 赤坂見附駅
いつも閉店時に行くとタイミングの悪さで、食事ができずに帰ることになっていたこのお店。今回は予約してランチを食べに行きました。注文したのは楽屋めし。
これは澤瀉屋の三代目市川猿之助丈の楽屋に届けるお弁当をアレンジしたものであり、
赤坂うまやで22年の間、提供されてきた看板商品ということです。
他のランチも魅力的ですし、夜のメニューも美味しそうなのですが、やはり看板メニューを
最初に、とこちらを注文しました。
現在の赤坂、という土地に抱くイメージは正反対の純和風の造り。
江戸時代を思わせるような門構えの入口を一歩入ると、手入れをされた庭と
玄関横の趣のある設えがお客様を和ませるよう。店内も心落ち着く和室が素敵です。
私達はテーブル席を予約しましたが、靴を脱いで上がるニ階にはどんな空間が
あったのか興味そそられます。また是非訪れたい気持ちになりました。
さて、お食事の「楽屋めし」。小鉢に多種多様なおかずが盛られたお膳で出てきました。
エビフライは揚げたてです。非常に健康的な印象のおかずでした。
そして、これが日本人の食事なんだなあ、と実感しつつ、洋食に慣れていた舌にあらためて
和食の美味しさ、あじわいというものを堪能できるものとなっていました。
生活と密着する「食」が、とても大事であることを感じますね。
空腹を満たす、生きるために必要な栄養素、というだけではないその重要な要素は
長い歴史の中で日本人を形作るものになっていると思います。もちろん、私も洋食は大好き。毎朝食べるパンもおやつの洋菓子も楽しみのひとつ。
けれど、和食を切り離すことはできないのでしょうね。
よく言う「もし、何も無い無人島に行ったら……」の質問で、
「もし、何も無い無人島にひとつだけ調味料を持って行けるとしたら?」と聞かれたら、
私は即座に「醤油!」と答えます。世界中で一番の万能調味料だと私は信じる醤油、
これ以外にありません。醤油と味噌、日本食に必須のこれらは日本人の遺伝子に
組み込まれている味なのかもしれませんね。