【社長回】「対話」を会社の文化に
こんにちは!社長のハヤシです。
当社は9月決算。9月21日からは第63期がスタートしました。
今回のテーマは、K.Mさんも記事に書いてくれていた【経営方針発表会】です。
当社は各務原と可児、2つの事業所があって車で40~50分ほど離れているため、なかなか全社員が集まる機会はありません。ここ3,4年で20名以上の新入社員(新卒+中途)を迎え入れたこともあり、「同じ会社で働いているのに顔と名前が一致しない」みたいなケースが増えてきてしまいました。そこで、全社員77名が一同に会しての【経営方針発表会】を開催することを決め、この9月に無事開催することができました。
記念すべき第1回の経営方針発表会では、【対話】を会社の文化にしていこう、というお話をさせていただきました。
対話とは何か?
【対話】とは特定のテーマを複数人で深堀りすることです。
下の図のように【議論】と【会話】の間に位置するもの、と捉えると理解しやすいです。
【議論】と【対話】の違い
【議論】とは、お互いの意見をぶつけ合って結論を出すことで、
仕事を進めるうえで欠かすことが出来ないものです。
ただ、議論ばかりしていると、対立が生まれてしまい、声の大きい方や力の強い方の意見が採用されることになるか、お互いが妥協した形での結論になりがちです。
一方の【対話】は、相手の意見を尊重し、徹底的に相手を理解しようとする姿勢を見せることです。たとえ自分の意見と違っても決して否定することなく、まずはきちんと受け止めること。相手の意見を受け止めた上で、自分の考えもきちんと相手に伝えることが大切です。
【対話】の時間を持つことで相互理解を深めてから【議論】に移行すると、対立が生まれることも、妥協による結論になることもありません。
両者の意見のいいところを織り交ぜながら、最善の結論を出すことができます。
【会話】と【対話】の違い
【対話】は【会話】とも異なります。
ただ言葉を交わし、情報交換するだけであれば【会話】であり【対話】ではありません。相手を徹底的に理解しようとする姿勢を見せることで【対話】になっていきます。
なぜ今「対話」なのか?
ずばり、【対話】こそが関係の質を向上させる唯一の手段だからです。
先日、とある勉強会でダニエル・キムという学者さんが提唱した「組織の成功循環モデル」という目からウロコなお話を聞く機会がありました。
左側が成功する組織のグッドサイクル(正の循環)→起点が【関係の質】
右側が失敗する組織のバッドサイクル(負の循環)→起点が【結果の質】
成功する組織は【関係の質】から取り組む
・対話によって【関係の質】が向上し、信頼関係が生まれる
・思いやりや貢献したいという気持ちが芽生え【思考の質】が向上する
・ポジティブな考え方により【行動の質】が向上する
・行動に主体性があるので【結果の質】が向上する
・成功体験を分かち合うことで【関係の質】がさらに強固になる
まとめ
今回は、いい会社づくりを進めるためには【関係の質】向上から取り組むことが大切であること。関係の質向上のための唯一の手段が【対話】であることをお話させていただきました。
経営方針発表会で「対話を会社の文化にしていく!」と宣言しました。
言行一致を実現すべく、自身の行動や言動を見直していきます!
みなさんは【対話】できてますか?