チャットノベルに海外進出にRadiotalk。自分の中の楽しさに忠実に、「PDCA」ではなく「DC」で生きて行く。
Cのマークのどちらが開いているかを答えるタイプの視力検査は、回答時にギャンブルの要素も孕んでいるため、ギャンブル運の強い人ほど検査結果の信憑性に欠けるのでは、と思えて仕方がない今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
ふと思ったわけです。
例えばSNSで多くのフォロワーを抱えている人だったり、本を出版・電子書籍を出版している人だったり、起業して会社の代表を務められている人だったり、その他にもいろいろと実績を持っている人たち。そういった人たちはもちろんすごい人たちに違いありません。自分もそういったステータスを持ちたいと考えてきました。
ところがどっこい、じゃあその人たちが実際に、自分が思い描く理想のイメージの人たちかと言われると「ちょっと違うな」と感じるようになりました。あくまで「自分が目指すものとは」という観点からのズレです。
で、違うと感じたら、これまでやってきたことに固執する必要なんて一切なくって、これまで上手く流れているものを断ち切る覚悟も上等で。自分の中の楽しさに忠実に、新たな道へと進むべきだというのが、昨今の自分の考えです、はい。
ということで。チャットノベルの世界で頭角を現すことに決めてみました。
爆発はいつだって最前線で起こる!チャットノベル戦略
僕は現在、アル開発室というオンラインサロンに参加しているのですが、サロンオーナーであるアルの けんすうさん からいろいろ刺激をもらいたいと思い、参加を決意しました。
ちなみにアルでは「マンガファンの愛でつくるマンガサービス」をWebやアプリで提供しています。
アル開発室では著名人である けんすうさん にオンライン上で直接質問をぶつけることができ、回答をもらうことができるのです。一線で活躍している著名な方からアドバイスをもらう機会というのが、僕にとってはめちゃくちゃ貴重で、自分では到底考えつかないことだったり、日々同じような景色を見ている自分の周りの人たちからでは絶対に出てこない発想や考え方に触れることができます。
その中で辿り着いた自分の答えがあります。それは、
過去から続く小説という土俵でショートショートの勝負を続けるのはもちろんのこと、自分という存在を世の中に爆発させるためには、最前線に立って自己表現しなければならない。
という気づきです。
文学が好きな人はたくさんいます。活字離れや読書離れなどと言われながらも、やっぱり本が好きな人はたくさんいます。「文学が好きな人にショートショートの魅力を知ってもらい、文学界で頭角を現してやる!」という意気込みでやってきましたが、方向転換しました。
その理由は、直木賞や芥川賞を獲った作家さんですら、爆発的に名前が浸透することなく、友人や知人に尋ねても「知らない、知らない」のオンパレード。もちろんそれらの賞を軽んじているわけじゃなく、賞を獲ったことすらない自分が分不相応なことを言っているのを重々承知で、これまた自分の目指すものと違うな、と感じたためです。
ミーハーな考え方として捉えられてしまうかもしれませんが、簡単に言ってしまうと、日本の地方の伝統的な和菓子の名前は大勢の人が知らなくとも、タピオカの名前はみんな知ってるよね。って感じのやつです。これは決してミーハーな考え方ではなく、好きなことをやり続けていくための、自分の中での戦略なのです、はい。
そこで、チャットノベル。
実はもう既にチャットノベルが世に出てそれなりの時間が経過してしまっています。ただ、まだまだタピオカの如く世間を席巻するパワーは持っていると考えています。その理由は、「この時代において拡散性の高いメディアを利用している層と、チャットノベルを愛読している層の親和性が高い」からなのです。
で、早速書いてみました。もともとショートストーリー書きの自分にとっては、チャットノベルの執筆は楽しい以外の何物でもなく、戦略だの何だのと語りましたが、単純に楽しい。小説という静的な表現(紙ベースという意味で)に、動きのある演出を加えられるというのが実に楽しくて、自分に合っているなと感じております。
前述したように、作品の執筆はもちろんのこと、拡散性の高いメディアでの露出戦略と組み合わせて、最前線で爆発させにかかります。
ショートショートの海外進出はどうなるの?
もちろん、海外進出は継続して狙います。またまた けんすうさん のアドバイスになるのですが、「海外を狙うんだったら、日本人向けに書いた小説を翻訳するのではなく、最初から英語で作品づくりしたほうがいいよ」との助言をいただきまして、激痛が走るほど腹落ちしました。まさに、目からうろこ。
そこで、海外向けに執筆スタイルを変えることにしました。まずは英語ベースで作品を執筆し、その作品を外国の人に寸評してもらいながら、よりウケる英語へとリライトしていく、というもの。
この方法にトライしてみようと思いついてから、英語学習のスピードを加速させました。原点となる英語ベースの作品を自分の中から生み出すためには、もっと英語力を高める必要があるだろうし、そのためには目的から逆算した英語学習も必要だろうし。
とか何とか言いながら、実は英語学習において自分の中で最大の気づきがあったのです。それは、英語は学ぶもんじゃない。言語ってものは触れるものだ。語学を通じて新しい自分というものを発見する行為だ、という気づきです。
多くの外国人とコミュニケーションさせてもらいながら、ふとそんな風に思いました。その人のことが知りたい、その人の母国のことが知りたい。英語で話したいという願望以上に、もっと大切なことを知りたいという願望が勝ってきたのです。
その人にはその人なりの悩みがあって問題を抱えている。その人の母国では今まさに歴史を揺るがすような事態が巻き起こっている。そんな話題を話していくうちに、「もう、語学どころじゃないよ。同じ人間だもの。言葉なんかよりも、その人のことが心配になるよ」という状態になりました。
そんな経験を繰り返すうちに、世界がめちゃくちゃ狭く感じはじめたのです。インターネットのニュースで流れる海外の話題が、自分のすぐ身近なものに感じられ、無視できないものは無視できない、喜ばしいことは自分事のように嬉しくなる。そこにはもはや、語学学習という「ツール」の概念は鳴りを潜めていました。
今や、正しい英語でコミュニケーションしようなんてプライドは消失し、相手の考えを知りたい、自分の考えを伝えたい。たとえクレバーな表現じゃなくたって、簡単な英語表現で代用したとしたって、今この考えを伝えたい。そんな衝動に駆られるようになりました。
それは、もともと教科書的な学習が好きな自分が、コミュニケーション型の学習に切り替えたことで得られた産物でした。
もちろん、学習の好みや合う合わないは人それぞれなので、あくまで自分にとって相性の良いやり方に過ぎませんが、「人を知る・国を知る」という観点で学ぶ語学学習は、とてもドラマチックでリアリティがあり、決して小手先では得られない学びや気づきが手にできると思います。
ラジオ番組も持ってみよう、ということに!
そして新たに、Radiotalkというアプリで、ラジオ番組を持ってみようという流れになっています。これからの時代は、可処分時間・可処分精神の奪い合いが続きます。その中で、「ながら聴き」ができる音声メディアは注目を集め、今後、さらに台頭してくるとも言われています。
新しいチャネルで新しい活路を見出すべく、新たなメディアで発信してみようと思ったのがきっかけでした。こちらは後輩と一緒に活動する予定です。
これからの時代「PDCA」ではなく「DC」で生きて行こう!
ビジネスの世界ではよく「PDCAが重要」だと言われます。「Plan→Do→Check→Actの4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する」というやつですね。
これまでの時代は、改善していくために Plan が重要だったと思います。しかし、これほどまでにスピード感が重視される時代になると、もはや Plan している時間なんて無駄で、ちゃっちゃと Do して答えを出してしまったほうが圧倒的に効率的です。要するに「DC」、ですね。
「とりあえず行動する」ためのツールなんて腐るほどある世の中。それらの多くが無料で利用できる世の中。もはや Plan する必要性なんてないと言っても過言じゃありません。どれだけ多くの Do をし、どれだけ多くの答え=結果を出し、それを Check する。で、また Do して Check して Do しての繰り返し。フットワークの軽さが、これからの時代を制するのではないでしょうか。
周囲が Plan して一歩を踏み出さない間に、ちゃっちゃと Do して答え=結果を手に入れる。そしてどんどん前に突き進んで行く。Check してダメなら変えるもよし、やめるもよし。行動しながら答えを得ながら、ながら、ながらで進んでいくことが重要ですね。
と、長くなりましたが、こんな感じでこれからも、自分の中の楽しさに忠実に生きて行こうと思いまーす。
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