「乗り越えた」か「忘れた」か、はたまた「現実逃避」なのか
別れて5日目の朝。今朝は起きてから彼のことを必死に考えないようにと努力をした。
いつもは泣きながら眠っていたが、昨日は偶然にもそうじゃなかった。眠るギリギリまで友達と連絡を取っていたから、泣かない努力をしたのだ。そのおかげか久々に夢に彼が出てこなかった。だから、今日は考えない。
でも彼のことを考えないようにすればするほど、意図的に忘れようとするほど、忘れることすら寂しいと感じてしまう。
だって、好きだったのだ。長く恋をして愛して時間を共にして、些細な日常も共有していた。
今でさえ、目につく全てが彼との思い出で溢れている。それら全てに無理矢理フタをして彼の存在を自分から消すような作業は、寂しくたって当たり前だ。好きな人なのだから。
だから、タイトル通り。
彼のことを考えずに過ごすこの瞬間は、「乗り越えた」わけでも「忘れた」わけでもなく「現実逃避」なのではないかとわたしは思う。
今この瞬間考えずにいることが、泣かずに仕事をするために必要なのかもしれない。自分のメンタルを保つために、情けない感情でいっぱいになって苦しくてどこでも構わず泣いてしまわないように、今は、現実逃避だとしても頭から彼を切り離すことが必要なのかもしれない。
頭から切り離せたとて、心からは消せないけれど。
だからこんな弱音ばかりの文章を綴ってしまうのだけれど。
また改めて記事にする予定でいるが、実は4週間後、彼と会う予定がある。もう今は確実に他人同士で別れたふたりが再会をする日が、たった一ヶ月後にある。
多分その事実がわたしをここまで不安定にするのだろう。
もう会えない、二度と連絡がとれない、もう嫌い。そうじゃなくて、今は友達に戻ったけど連絡はお休み中。そんな期間。インスタだって見れる。もうわたしの投稿は消え去っているけど、プロフィールはなんのひとつも変わっていない。LINEのアイコンも。
一ヶ月後に会った時、復縁をしたいと心から願っている。そんな自分が悔しくて情けなくて、否定しなきゃと焦る。けれどそれがさらに自分を苦しめる。だから今は、復縁をしたがっている自分をも受け入れて認めることにした。
だってずっとずっと好きな人だから。そんなふうに思うのは当たり前だろう。わたしは別れたくなかった。
だからわたしは、どれだけバカと言われても情けないと勿体ないと現実を見ろと言われても多分、一ヶ月後の復縁を渇望している弱い女でいてしまうのだと思う。
まあ、そのせいで、それが叶わなかった時に本当の絶望がやってくるのだろうけど。それはその時だ。
復縁を願わないようにと無茶をするのはもうやめた。でも、今考えたところで彼に対して行動できるものはない。今は他人、もしかしたらずっと他人かもしれないし、もしかしたらまた恋人になれるかもしれない。今考えたところで、それはだれにも分からない。
幸いにもわたしには、一ヶ月という具体的な目標が決まっている。だから途方に暮れる必要もない。一ヶ月後には確実になにかが動く。
結局なにをまとめたかったのかわからないけれど、今日も仕事へ向かっているわたしは偉い。あなたがいなくても、頑張る方法をがむしゃらに見つけている。
一ヶ月後、あなたになにを報告しようか。
今はそれだけを考えて、毎日を生きることを頑張ってもいいのかもしれないな。
今日は涙の量が減りますように。泣きじゃくるのは一週目までにしたいんだ…………(笑)