笛吹き道中記 音楽歴04
こんにちは。
朱鷺たたら(とき たたら)です。
わたしの音楽歴の続き第4回目のメルマガです。
音楽高では実技試験がありました。
副科のピアノと専攻の楽器の実技です。
全校生徒への公開試験で、校内のホールで行われました。
課題曲と自由曲の2曲を演奏します。
ピアノ科はクラスの半分、約20名の学生が同じ課題曲に挑みます。
高い成績を上げる学生が練習している防音室の扉には
他の学生が鈴なりになって、耳をあて、
どのように練習しているか、どのように表現しているか、
張り付いて探っていた光景を覚えています。
先生からの指導を楽譜が真っ黒になるくらい、書きこんでいたので、
楽譜は非常に情報が多く含まれているものでした。
自分とは他の先生についている生徒の楽譜を見せてもらることができれば、
その先生のレッスンを(ある程度ですが)伺い知ることができます。
いまでも学生時代の楽譜を開くと、
わたしのメモがあちこちにあり、それを読んだ瞬間、
先生のアドバイスが蘇ります。
時折、楽譜をきれいなまま使いたいというと生徒がいて
真っ白な楽譜をみると、
勿体ないなと思います。
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