オールタイムベスト的ななにか
2019年もあとわずか、なのですが今年全然映画を観ていないので、オールタイムベストっぽいものを纏めることにしました。思い立った時に思い立った事しかしないぞ。順不同だし全然映画の紹介はしてません。タイトルと監督だけはちゃんと確認してますので、まあもしご興味があった場合はそちらで検索頂けたらと。
「Returner」
監督:山崎貴
金城武と鈴木杏のバディSFアクションムービー。
ボーイッシュな鈴木杏ちゃん最高ですよ。あと岸谷五朗がまた(また?)トンチキヤクザ役で出ていて安定過ぎますし世界のことを全部知ってる占い師みたいな樹木希林がすっばらしいです。
「GUN CRAZY」シリーズ
監督:室賀厚
全4エピソード。各エピソードの主演は下記。
米倉涼子/菊川怜/仲根かすみ/加藤夏希
お話しとしては大体スケールが大きいんか小さいんかよう分からん復讐譚です。いやほんと好きなの。素晴らしいよ。ドンパチミナゴロシ映画好きになったきっかけだと思う。闘う女子たちサイコー可愛いですし義足がバスーカになるのとかそうとうバカげてますけどかっこよすぎるでしょうよ。
「悪の教典」
監督:三池崇史
伊藤英明主演
パニック・サイコ・ホラー。という括りで正しいかはわからない。
とにかく伊藤英明がめちゃくちゃ恐ろしいんですけどあまりに無慈悲に殺していくので途中から楽しくなってしまうという罪深い映画。林遣都が「美しいポジ」に据えられています乞うご期待。
「キツツキと雨」
監督:沖田修一
ゾンビ映画撮りにやってきた小栗旬と木こりの役所広司の交流、なんですけど随所にある露天風呂シーンで距離感を表してるのがとてもよかった。そして小栗旬が長身縮こませて両手組み合わせて上目遣いで一点を見つめる様はこちらまで息を止めてしまう。
ところで同年に部活やめるってよ映画も公開されてるんですけど、新人監督(または監督になりたい素人)というのは一度はゾンビを撮りたいものなんですか?
「草原の椅子」
監督:成島出
美しいロケーションと身体と近づいていく心の旅。広大な場所に佇む佐藤浩一はなんであんなに素敵なんだろうか。小池栄子のトンチキな役をめちゃくちゃに推しているんですけど本作もめっちゃいいですよ。
「SLUM−POLIS」
監督:二宮健
若者が荒廃して閉じた世界から楽園への逃走を目指すというベタオブベタ、かもしれないがそれがどうした。圧倒的センシティブとセンチメントと暴力の映画です大好きでしかない。
「クローズZERO1・2」
監督:三池崇史
小栗旬桐谷健太山田孝之綾野剛など今観るとたいそう豪華な(そして共演も多い)布陣ですが全員高校生だしヤンキーですそういう世界線です!喧嘩の打撃音(というの?)がやたら重くて痛そうなことで(わたしの中で)有名。深水元基初登場時の圧倒的リンダマン感は忘れられない衝撃でした。あっ岸谷五朗がまたヤクザですけどトンチキではないです。
「スワロウテイル」
監督:岩井俊二
もはや「ATB」とは?というくらい話の筋を覚えていないけどもラスト近く、少女の脇を通り過ぎる江口洋介と山口智子のぶっ放すバズーカ(ロケットランチャーだったかもしれない)だけが鮮明。
邦画とはこういうものだ、という(あるいは間違った)認識を刷り込まれた映画。
「DTCー湯けむり純情篇ーfromHiGH&LOW」
監督:平沼紀久
ハイローシリーズ全部書き出してたら収拾つかないので代表して。
シリーズ唯一一回も喧嘩しない!ということはアクションない!ではなにをやっているのかと言ったら歌って踊っています。とにかく観ている間中ずっと楽しい(そして泣かせどころでまんまと泣く)、という映画。劇場公開の時やってた副音声をどっかで配布して欲しい、言い値で買う。
あとダンさんの別れのシーンがめちゃくちゃにめちゃくちゃに良い。三枚目をキチっと演る山下健二郎を満喫できます。
「アウトレイジビヨンド 最終章」
監督:北野武
またミナゴロシ映画かよ、というアレですがその辺は仕方がない嗜好なので…笑。気がつけば怒鳴り声と発砲音と罵り合いと殴り合い、なのですが、その永遠みたいな刹那の連なりを経て、こんなに美しいラストシーンがあろうか、とシアターで座ったまましばらく放心していたものです。
以上!映画はいいぞ!(知ってる)
来年も皆さまにとって良い年となりますように。