ひろがるスカイ!プリキュア 42話「迷いをこえて 未熟なヒーロー!」感想
未熟なりに世界を救いたい
前回のあらすじ
落ちバッタと絵本作家の交流。スキンヘッドを添えて。
憧れのシャララ隊長来訪!
個人的に実はラスボスなのではと疑っているシャララ隊長。警備のガバガバさとか諸々含め、怪しい要素てんこ盛りだ。実際ラスボスならソラちゃんが真のヒーローになる物語として最高のラスボスだが、ソラちゃんの心が砕け散りそうなのでそうであってほしくないジレンマ!
賢者ツバサ君
「キラキラエナジーを発生させる装置」の研究。雑なインフラ設備のスカイランドに文明開化を促すようなエネルギーを生みだそうというトンデモないことを計画するツバサ君。空を飛ぶ研究から大分飛躍したなあ……君はもう賢者というか立派な像を建ててもらえそうな偉人にジョブチェンジするべきだと思う。
ツバサ君「この研究が進めばキョウボーグも」
シャララ隊長「ほう、それは初耳だな」
ラスボス説が濃厚ならば、手の内を全て教えているようなものだとひやっひやの私。これは、終盤にアンダーグ帝国の大奇襲が巻き起こるフラグか何かか?(まだシャララ隊長がラスボスとけってーいしてません)
しかし、アゲハさんにとってツバサ君はまだまだ少年。偉い偉いと撫でまくる……幸せを享受しろツバサぁ! 賢者の前に君は少年なんだあ!
タートルネック姿
シャララ隊長が何歳なのかはこの際どうでもいい、タートルネックのラフな姿に着替えた彼女は綺麗だ、私の大好きなタートルネックの姿に感謝だ。似合い過ぎて拍手した。見ろ一般人、この麗しさを! 見惚れろ、竦めえ! シャララ隊長の魅力に脳を焼かれて、跪けぁ!
未熟者のヒーロー
スキンヘッド「愛する人」「未熟」
という言葉に攻撃の手を緩めた事を未だに気にしているソラちゃん。折角のショッピングなのにしょんぼり気味で浮かない顔だ。スキンヘッドはソラちゃん曇らせるの上手いなあ、張り倒したくなるわ。
シャララ隊長の買い物ルートは昔ソラちゃんが訪れた事のある場所。あの時の世間知らずっぷりと狼狽っぷりは見ていて面白かったが、未知の物を見ても動じずに観察しようとするシャララ隊長を見て「私ってまだまだ未熟」という言葉をさらに痛感しているかもしれん。
ジャージ姿
ジャージ姿も素敵だ……シャララ隊長……美しい。ジャージの似合うラスボスって前代未聞だからやっぱりラスボスじゃないかもしれない。
賢者の口封じ
ツバサ君、君は賢い。でも状況を観察する思慮深さはまだまだのようだ。そんなことだから茂みに引き込まれて口封じをされようとしている。人はこれを藪蛇というのである。
戦いの中で戦いを忘れた
未熟なりに色々考えて、「1人で答えを見つけたい」とソラちゃんは意気込むが、これまでの物語を見ていて「無理でしょ」と突っ込みたくなる。彼女は決して馬鹿じゃないけど、こういうモヤモヤした気持ちを晴らすのは本当に苦手な分野だ。
ツバサ君が「僕たち仲間でしょう!」と憤慨するのも無理からぬ話。
でも、苦手と分かっていても頑張ってやり遂げよう、自分の心で整理整頓するんだと決意の面持ちなソラちゃんは、これまでとは明らかに違う凄みがある。これなら1人でも解決出来るだろう。勝ったな、風呂入ってくる。
ソラ「見つかりません!!」
知 っ て た(風呂上がりの牛乳を飲みながら)
というか、1日やそこらで答えが見つかるのだと思っている浅はかさも含めて「立ち止まっておけヒーローガール」とアドバイスしたくなる。紙とペンを用意しろ、整理整頓はアウトプットからだ!
色恋とか愛とかそういうの経験どころか文献でもあまり知らんのならまずはそこから最低限の知識を得ておきなさい!
ましろん「必要かも。息抜き!」
前回は引きずられて息抜きを強制されたましろん、今回はやり返す番だ。で、その息抜きはカフェ。先ずは茶をしばく。そして今度はどこへ
スキンヘッドが現れた!
こいつマジでどこにでも現れるな!
スキンヘッド「キラキラエナジーを研究しているようだな」
…………………??? な、何でそれを知っている? バカな、まさか、まさか本当に、シャララ隊長ラスボス説が!? さっきスカイランドに戻った際に別のルートを!? 或いは内通者!? いやいやいや……まさかなあ!!
マネキンと標識のキョウボーグ
道路標識はDIO様も、未遂だったけどトドメの武器に使ってたなあ。と思ったらフリスビー! 流石に物騒な使い方は出来ないか。
でも気円斬みたいな使い方なので切断目的は変わらず。でもプリキュアには当たってもすっころばすだけにとどまる……頑丈!
心が乱れまくっているソラちゃんは、回避可能な攻撃も易々受けてしまう絶不調で、どんどん増えるフリスビーにも打開策なしときた。
ツバサ君「そんなに気になるならスキアヘッドと話せばいい」
意外なアドバイスを貰ったソラちゃん。確かに、そもそもスキンヘッドがどういう奴なのかの土台が分からないと、あの言葉の真贋すら見抜けない。ということで、スキンヘッドにインタビューだ!
隙が出た理由
「誰かのために戦う姿勢があるなら私たちは分かり合えるかもしれない」
理解しようと努めるソラちゃんだけど、スキンヘッドには響かない。
「お前のせいでこの町が吹き飛ぶ」とアンダーグエナジー濃縮玉を展開するスキンヘッドの無慈悲さにも、ソラちゃんは怯まない。
「誰かを護ろうとする気持ちがあるのに何故迷わないんですか!」
「お前が知ることはない」
向かってくる確殺玉、追い打ちのようなスキンヘッドの言葉。「未熟を呪うがいい」は、逆効果だった。
未熟だから迷い、助けられ、より自分らしい道を行く。
【寄り道。脇道。回り道。しかしそれらも全て道】
正しいだけのヒーローであるなら、悪を亡ぼす事だけを考えるマシーンで構わない。しかしソラちゃんはそういうヒーローではない。ソラちゃんが思い描くヒーロー像は、もっとシンプルで尊く難しいものだ。
それは時に敵を助ける。敵をはねのける。握手もする。
色々考えた結果そうなったのではない。「そうした方が良い」という直感。考えるよりも行動で示す彼女なりの回答。
「これが未熟というなら、未熟で構いません!」
ひーろーがーるは立ち止まらない。
未熟者故に前進する。立ち止まっても、前進する。皆と一緒に進むその姿こそ、完全無欠とは程遠い、完璧なヒーロー。
あ。キョウボーグはノルマで消えました。
次回
おいバッタ、筋肉モリモリマッチョマンの変態になってどうする気か知らないが、ましろんを悲しませることだけは絶対にするんじゃねえぞ!?
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