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『ゆっくり減薬のトリセツ』オンライン読書会 1−1自分の薬について調べる 2021.4.7 毎週水曜日20時から21時
トリセツ読書会は3月末に1回目が全ページ終了し、4月から2巡目を開始しました。今回から、毎回の内容を記録し書いていきます。
服薬を続けるにしても減薬をするにしてもどちらもリスクがあるのが向精神薬の特徴です。
今回の参加者の中には、向精神薬を完全に断薬した方1名、服薬中で当面現在の処方量で現状を維持したい方5名、現在減薬中で断薬1名を目指している方が参加しました。7名中に初参加の方が1名いらっしゃいました。 みなさん、薬を飲むことの利益とリスクということを主体的に考えた上で自分の行動を考えていると思います。それぞれの事情や考え方、そしてなにより身体が違うので「〜するべき」的な押し付けをせずにお互いの違いを認めてつながり、対話を続けていけたらと思います。
【みんなから出た意見】
●時代とともに変化した薬の情報提供
★昭和の時代が初診だったので精神科を受診した当時はインターネットはなかったし、カルテも手書きだった。病名を告知するということも一般的ではなかった。薬についての知識がほとんどなく言われるままに服薬していた。
★当時は現在と違い薬局のお薬手帳や 薬情報提供書もなかった。3年前からの服薬ですでにインターネットは普及していたが、初めてのことでよく調べずに服薬してしまったことが悔やまれる。減薬に苦戦中。
●処方薬の添付文書はなかなか遠い存在
★処方されている薬の添付文書について内海聡医師の著作で知った。添付文 書には恐ろしいことが書いてあるとわかった。
★初めて薬の添付文書を見たのは、整形外科に受診した時薬が院内になく取り寄せられたものを箱ごともらい、そこに入っていた紙をみた。しかし字が細かく自分には関係がないとおもって捨ててしまった。痛みの薬だったので痛みをとる方が先で添付文書を読む余裕も興味もなかった。 ★添付文書は市販薬の箱に入っているもので、医師からもらう処方薬には添付文書はないのだと勝手に思い込んでいた。
★イタリアでは薬は箱ごと処方され毎回添付文書も入っている。諸外国の事情を知りたい(以下はボローニアの院内にある薬剤部のストック棚です。薬は1週間分などになっていて箱ごと患者さんに手渡されます)
●向精神薬の減薬は理想だがリスクが伴う
★向精神薬を完全に断薬したが、自分が精神的に満ち足りて希望をもっていることが大事だと思っている。薬をやめること自体をゴールにしないほうがいい。
★たくさん服薬してきた薬をいろいろ整理して現在は3ヶ月に一回の持続性の注射のみになっている。これ以上は増やしたくない。注射については打った感触などをデイケアの仲間などと共有できている
★仕事がハードなのでそれを続けていくためには今は薬が必要と感じているが、長い間飲んでいて副作用も感じているので、近い将来的に減らしていきたい。そのために薬のことをいろいろ研究したいと考えている。
★減薬を意識して行なってきたが、調子がとても悪い状態がつづいたので、抗うつ薬を追加したら体調も気分も戻った。今は減薬は考えたくない。
★飲み薬を減らそうとしたら体調がとても悪くなり、怖くなった。自分は減らすのはやめようと思っている。
★常用量依存という状態になっており、体調がとても悪いために薬を削って少しずつ減薬をしている。しかし体調が仮によくても私は薬はゼロにしたいと考えている。薬で作られた状態ではいたくないと考えるためだ。
★以前は薬は出されるまま服薬していたが、患者会に行き、薬のことをいろいろ話す仲間に出会い、勉強を始めた。現在は自分の管理薬剤師さんと仲良くなり、薬のことはなんでも薬剤師さんに相談している。
次回は4月14日20時からです。
https://us02web.zoom.us/j/86476629567?pwd=TENqbENqNXgreTFLeHdySHpIQm1kUT09
ミーティングID: 864 7662 9567
パスコード: moon
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![月崎時央 編集](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63231726/profile_4bb7bb59d717285d92f81f89d840fc0c.png?width=600&crop=1:1,smart)