【ビジネス書を読む時間がない若手金融会社員・就活生向け!】クリティカルシンキング4
前回に引き続きクリティカルシンキングについて記載していきたいと思います
本日は、「ピラミッド・ストラクチャー(論理的に考えるための道具)」について記載したいと思います
ピラミッド・ストラクチャー
これまで「イシューを明確に押さえること」や「論理的な枠組みを設定すること」を記載してきましたが、本日は「根拠となる情報から適切な答えをどのように導くか」という点を記載していきます
論理の構造を作る際にフレームワークとなるのが、ピラミッド・ストラクチャーです
ピラミッド・ストラクチャーの構築にあたっては、3ステップで進めていくと良いと思っています
1. イシューの特定
「イシュー(問い:(例)A社は新たにB国事業へ参入すべきか)⇒メインメッセージ(答え:(例)参入すべき)」のイメージを特定します
2. 枠組みを考える
メインメッセージを支えるキーメッセージ(答え)の枠組みを特定します
例えば、イシューが「A社は新たにB国事業へ参入すべきか」であった場合、キーメッセージ(答え)「は3Cを用いて市場、自社、競合の観点から構築する」という枠組みを作ることです
この際、論点の抜け漏れはないか、イシューと直接的な枠組みになっているか、相手の関心に沿っているか、について注意深く確認する必要があります
3. 情報を分析・解釈し、メッセージを抽出する(So what?)/解釈を適切な根拠で支える(Why?)
枠組みを作ったら、各キーメッセージを導出するための情報解釈、メッセージ抽出を行います
メインメッセージを抽出したら、再度全体を確認し、Why? True?を繰り返し、ファクトを根拠として論理が成立しているか確認します
反論が思い付くようであれば、検討の枠組みに漏れがある等の可能性があります
【参考】留意点
言葉の定義を明確にする
論理の構造化を行う場合、言葉の定義を先ず認識合わせしておく必要があります
例えば、営業効率の効率は、「1人当たり売上高」なのか、「1時間当たり売上高」なのか、という具合である
また、主語と述語を明確にしておくことも重要で、例えば「メリットがある」という記載は誰にとってのメリットなの?という点を明確にしておく必要があります
いかがでしたでしょうか
本日は、論理的に考えるための道具として、ピラミッド・ストラクチャーについて記載しました
次回以降もお楽しみに!