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生き物より生きる人形劇(プリンプリン物語の話)

人形劇がすごく好きで、あれこれとよく見ています。
その界隈(?)でしばしば名前を聞くことはあれど、ちゃんと映像を見る機会がなかったのが、1979年からNHKで放送されていた人形劇「プリンプリン物語」。

映像記録が少なくこれまで再放送が叶わなかったそうなのですが、なんと、今週から再放送が始まったのです。すごいPRっぽい導入になりましたが、違いますよ。PR案件はむしろ欲しいだけ。
そう、私はただの、通りすがりの人形劇ファン。今回はただ「人形劇っていいよね」と描きたいだけの記事です。

今回の放送を見ただけですが、素敵で可愛くて、素朴で優しくて、キラキラしているのに笑いはかなりメタなネタで、なんだこりゃって感じがすごく良かったです。
そしてやっぱり人形が素晴らしい…。躍動感と、表情の煌めきが、生き物より生き物っぽいような、しかし人形ならではの冷たいオーラもあり、蠱惑的…。
これから毎週やるようなので楽しみです。

この枠は「大人の人形劇」という時間で、この間まで平家物語がやっていました。こちらもまた素晴らしい人形なので、機会があったらぜひ見て下さい。以前、美術館で本物を見たのですが、ガラスケースに入っているだけなのに迫力がすごかったです。魂が入るってこういうことを言うのだなあ。

優れた人形劇って、見ているとだんだん、現実感がぶれていく感じがします。
人形は生き物ではないからこそ、そこに映しとられた「生」の感覚がストレートにぶつかってくる。生きているのは自分(=人間)じゃなくて、人間の姿をうつしだした人形の方なんじゃないか?みたいな気分になってくるのです。そういう、ちょっと夢を見ているような感覚が私は好きなのかもしれません。

昔の人形の話をしたので最後に、このところ毎日見ている、お人形?ぬいぐるみ?くまさん…を紹介します。
このレベルの映像をほぼ毎日出せるって一体どう言うこと?!Amazingすぎます。だいすき。

これは前に書いた、人形劇の日記です。


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Tokin
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