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退職ラッシュ、”30人の壁”。
今日の定例会議で、また退職挨拶があった。
その人は、zoomで見ていてもはっきりわかるサイズの涙を流しながら挨拶していた。
先日も入社して半年も経たない社員が退職すると挨拶があったばかり。
そして、私もこれに続いて退職することになるし、他にも退職予定者がいることを知っている。
うちの組織は現在30人弱。
”30人の壁”というのは、本当にあるんだよなあと、前職での経験も含め、改めて思う。
--30人の壁とは--
成長志向のスタートアップ企業が、起業から数年〜10年のタイミングでぶつかる障壁のこと。
社長が今までのやり方でマネジメントできる人数の限界が30人以下と考えられ、これに起因する問題が社内で発生する。
本当に、30人までは順調に増員できるのだが、それが嘘のように、30人以降は、なかなか難しい。採っても採っても、出ていく人がいるからだ。
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私が最初に"30人の壁"に出くわしたのは、2007年頃のこと。
私が16番目の社員として入社してから半年ほどで、一気に35名まで増員した。売上も右肩上がりの時期だった。
この調子で50名、100名と組織拡大させることができると信じていた社長は、まずは50名を想定したオフィスに移転を決めた(当時”リモートワーク”は概念になかった時代です)。
ところが、そこから想定外に次から次へと退職者が出てきてしまい、思ったように売上も伸ばせなくなり、結局、縮小するために再度の移転を余儀なくされた。
あれから時代も変わり、コロナもあって、リモートワークが当たり前、業務のDX化も促進されてきた昨今。
それでもこの”30人の壁”は、今もなお、同じ場所に立ちはだかっているようだ。この先もこの壁は、どんなにDX化やAI化が進んでも、人間が関わる限り、普遍的なものなのだろうか?
いや、むしろ、会社組織の未来は、DAO(ブロックチェーン上で物事を決定し、特定の目標達成を目指して行動する組織)のようなものが主流になっていき、”30人の壁”とか”50人の壁”とかいう概念の適用から外れていくのかもしれない・・
この先、社会と個人の関わり方のバリエーションは、どんどん広がっていくことだろうと思うと、面白い時代になってきたと思い、少しワクワクする。
”30人の壁”はもう二度も味わったので、今度はDAOとかいうものを体験してみたい、と思った。たぶん、DAOにはDAOの課題があるはずなので。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。