ねむの木を連れて帰る
昨日、悲しい事があった。
以前noteで書いた、近所の「ねむの木」が、いつの間にか切り倒され、景色から姿を消していたのだ。
つい先日も、3人のおばあさんたちが集まって、ねむの木の可愛らしい花に笑顔で見とれていたのにな。
「ねむの木は、夫婦円満の象徴なんだよ」と教えてあげたら、夫も毎朝、なんとなく、ねむの木を見るのが、出勤時の日課になったと言っていたのにな。
たった1本、誰の迷惑にもならない位置で、ささやかに枝をひろげて、小さく美しい花を満開にして、周りの人たちに幸せを与えてくれていたのにな。
心の中で、今も咲いている、ねむの木のピンク色の花を想って、目がうるうるしてきた。
そして、今朝、ひらめいた。
まだ枝の残骸の一つでも残っているかも!?
ねむの木のあった場所に行ってみると、みごとに跡形もなく片付けられていたが、一本だけ、ねむの木の枝らしきものが転がっているのを発見した。
たぶん、ねむの木な、はず。
早速、我が家に連れて帰り、水につけた。
根が出たら、植木鉢に植えて育てたい。さて、ねむの木の運命はいかに…
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。