ChatGPTをメンターにする方法
GoogleのGeminiやChatGPT、あらゆる生成系AIにWeb検索の機能が実装されてから、使い勝手と運用フェーズが一段上がったような感覚がある。
生成AIに、ネット検索した情報が組み込まれるということは、逆も可能で、検索側のインターフェースに生成AIの機能実装も始まっている。まだベータ版ではあるが、例えば、クロームブラウザに「マルチモーダルとは」と入れると以下のように表示される。
このように、生成AIが答えを導き出してくれて、検索順位より上、つまり画面の一番最初に表示される。
これはつまりSEOや、リスティング広告などが効力を弱めることを意味する。(しかしGoogleは広告収益を基盤にしているので、広告運用はあらゆる形で継続されると思う)
そのような進化の中で、いよいよChatGPTがメンターになり得る時代がやってきた。既になんとなく遊びで、ChatGPTに個人的な質問や悩みをぶつけている人は多いかもしれない。精神分析的にも使えたりする。実際に精神分析や哲学を専門とする研究者たちの間で、言語生成系AIを使った研究も進んでいる。
メンターはいてもいなくてもいいのだが、一人で活動しているフリーランスや、相談できる人や、友達がいない人は、これから多くがAIと対話する時代になるのかもしれない。寂しくないぞ。
普通に質問をぶつけるのもいいが、最近おもしろい使い方を発見したので、今日はその方法を共有する。それはアウトライナーと組み合わせた用法である。
使う道具は、
・アウトライナー
・ChatGPT
だけ。アウトライナーは何でもいいが、僕はWorkflowyをメインにしている。ChatGPTも最近のメモリ機能を使えたほうが良いので、課金したほうが使い勝手は良くなるが、無料版でも十分に使用できる。
アウトライナーは、一言で言えば、箇条書きができるツールで、使ったことが無い方はその道でおそらく日本で最も多くの考察と情報を提供しているTak.さんの発信を参照にするといいと思う。僕も書籍やインタビューなどで多くを学ばせて頂いている。
アウトライナーな箇条書きであるというUIの前提があるため、一文が短くなり、思ったことをザクザク書けるという特徴がある。だから、心の中、頭の中の言葉を、自由に出していく作業にとても向いている。
その特徴を利用する。
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