note連載「写真生活」のご紹介
こんにちは。田中常丸といいます。
当マガジンにて連載を始めることになりました。
小林紀晴さんの「写真と生活」という本が好きで、アシスタント時代に読んでいました。日本で活躍している写真家を、写真家である小林さん自身が取材してその生態系というか写真家像みたいなものを紐解くという内容なのですが、表に出ている”写真”以外の人間的部分を知れるところがとても面白く、ずいぶん勉強になりました。そこからインスピレーションを得てタイトルを一部拝借したかたちです。
数年後、ある写真賞のレビューで小林紀晴さんに実際に会い写真を見てもらう機会を得ました。当時取り組んでいた写真に対してアドバイスを頂きましたが、長年のファンであることは恥ずかしくて言えませんでした。アシスタント時代に小林さんの写真と文章に助けられ、救われ、勇気づけられたこと。「写真と生活」を読む前は「アジアンジャパニーズ」を読んで同じように旅に出たりして。写真について文章を書くようになったのも、考えてみれば小林さんの影がいつもどこかにあったからではないかと思います。
note連載「写真生活」ではブログよりも突っ込んだところを書いていきます。ブログでは日常、noteでは写真のこと、という書き分けを一応は意識していますが、隔てなく面白いことは共有していくつもりです。
小林さんの文章に僕が後押しされたように、これから写真をはじめる人や、写真を仕事としている人の後押しができるようなものになることを願っています。
▼マガジン購読は下記より
はじめましての方は自己紹介をご一読頂けると幸いです。
コンテンツ紹介
1 撮影仕事のノウハウ
このマガジンの中核となる部分です。僕がフォトグラファーとして活動してきた経験に基づいたHOW TOを紹介します。
ここ10年で写真業界も大きく変わっている最中ですので、アシスタント時代の経験を現在に置き換えて考えてみたり。今どのような行動やアプローチでフォトグラファーとしての仕事をしていくかを考察しています。
▼これからフォトグラファーを目指す方向け。
商業写真撮影に特化したコラムです。
2 業界分析と考察
国内の写真業界と、その周辺にあるビジネスについて考察しています。
写真の仕事というのは、どのようなジャンルであれ社会情勢の影響を大きく受けます。特に最近は新たなテクノロジーやサービス、プラットフォームがどんどん生まれていますので、それによりフォトグラファーの立ち回りや仕事の仕方も変わってきます。広告写真業界で仕事をしている立場から、時事的な情報をキャッチアップしていきます。
3 機材
主にカメラの使い方やレビューを行います。カメラ雑誌のようなスペックや画質比較に留まらず、実用的な使用に基づく記述を目指します。自ら徹底的にテストし、仕事撮影で、または作品制作でどのようにカメラを使いどのようなアプローチができるかを書いています。
単独のカメラマガジンと同時投稿されるので、写真生活マガジンの読者は同じ内容が読めるようになっています。
ただし、「写真生活」の連載ではnoteの仕様上、1ヶ月以上前の記事は別途購入する必要がありますので、特定のカメラマガジンだけを読みたい場合は、単独(買い切り)での購入をおすすめします。
連載に加えて、カメラ関係の記事も一緒に読みたいという方には「写真生活」マガジンがお得になっています。
単独のカメラマガジン
4 生活とエッセイ
フォトグラファーとして、個人事業主として、冒険家(非極地専門)としての生活と活動を報告します。良く言えばひとつのことに囚われない、悪く言えば何をやっているのか分からない自己との対話であり、考えを整理するためのコンテンツです。
ブログや日記ベースの記事になりますが、ここに書かれたアイデアを種に仕事に派生することが結構あります。
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今はこのようなコンテンツで構成されています。だいたいのイメージをつかんで頂けたと思います。
他にも、写真作品の公開や、ツイッターをから派生した短文も投稿しています。
連載を始めて、写真を撮ることと文章を書くことは全く異なることに思えて、似ているところも少なからずあると思うようになりました。
よく「文章で説明できないから写真を撮る」などと言ったりします。しかしここではあえて、日々写真を撮りながらも、その行為について言葉で思考する実験をしたいと思っています。
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