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これから写真を仕事にする人へ
これから広告業界が衰退していくのでフォトグラファーとして写真の仕事をしていくのは難しいという声があるが、確かにそれは一理ある。しかし媒体が紙からネットに移行しているだけで、マーケットの売上と予算規模は株価と同じように86年から右肩上がりである。
参考までにウィンドウズ95(96年)からネット広告が始まったとして、媒体広告費シフトのターニングポイントをまとめてみよう。
・2004年 インターネット広告がラジオ広告を抜く
・2006年 雑誌広告を抜く
・2009年 新聞広告を抜く
・2019年 テレビ広告を抜く
・2022年 全媒体、総広告費7兆超え. 過去最大を記録
確かに、ネット広告は掲出に対する効果が数値で算出できるので、大企業以外は大物の案件を打てなくなるということはある。更に、広告がパーソナライズされる中で、過去みたいな予算規模でクリエイターにアサインメントを回していくという時代劇のようなオールドエコノミーは消失へと向かう。
だがどの時代もフォトグラファーとして食っていくのは大変で、時代に応じた稼ぎ方、身の振り方があるのも確か。合わせてクライアントの担当が離れたり、コンペ枠から外されたりという「年齢」の問題も大きいことを考慮する必要もある。撮影だけ、というのは職業寿命は案外短い。
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