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SL2Sファームウェア4.0のパースペクティブコントロール
Leica SL2-Sのファームウェア4.0にパースペクティブコントロールという面白い機能が付いた。
今さらSL2-Sのファームウェア4にアップデートしたら、パース補正機能が。撮った瞬間にカメラ内のセンサーによってパース補正してくれる。これがカメラ内処理されることは画期的で、新鮮すぎるのだが、写真的立場からはいかがなものか。 pic.twitter.com/Ha3wnx9DpX
— 田中常丸 / Tokimaru Tanaka (@tokimarutanaka) September 8, 2022
今さらSL2-Sのファームウェア4にアップデートしたら、パース補正機能が。撮った瞬間にカメラ内のセンサーによってパース補正してくれる。これがカメラ内処理されることは画期的で、新鮮すぎるのだが、写真的立場からはいかがなものか。
例えば、賃貸物件の建築写真を量的に撮る仕事などではすごく役に立つかもしれない。少し試してみたけれど、補正の正確性はすごく高くて、後処理不要なレベル。
だが、スナップなどで、全てのパースが補正されて垂直が出てしまうのはディストピアに過ぎる。アウラの消滅である。
ライカはアプリ開発から随分アドビフレンドリーになっているので、自動パース補正の次に考えられるのは肌補正やグレーディングホイール。つまり、ゆくゆくはライトルームの機能がそのままカメラに入るようになるのではないか。まさかライカがといった感じだけど可能性は十分にある。
実際に機能を使って撮影してみた。
まず、設定は
メニュ>3>Perspective Control>On
で行う。表に出ていてわかりやすい。使ってくれと言わんばかりに。
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