絞り開放で花を撮る
f2 s1000 iso200 raw (x100s)
オールドレンズのように柔らかく
今回はx100sで撮影した花の作例を掲載します。
過去のハードディスクを漁っていると、x100sで撮影した写真がでてきました。
そしてそれらのほとんどはRAWで撮られていました。
2013年、5月の出来事です。当時の私は、フジのカメラがJPEGだけで完結できるということに気付いていなかったのかもしれません。
そのほとんどのRAWデータは、重く、今もHDを圧迫しています。それでもひとつが30MG程で、昨今の超高画素デジタル一眼レフに比べればまだましな方かもしれません。
さて、今回は花の写真をピックアップしてみます。
すべて絞りはF2の開放で撮影されていました。おそらく絞り優先モードで、シャッタースピードはオート、最速の1/1000という露出値でした。
xシリーズはハードだけでなく、中身のソフト部分も秀逸で、絞り値により、オートで切れる最速のシャッタースピードが変動する仕組みになっています。
F2では最速が1/1000となるので、明るすぎる日中は注意が必要です。(ただし、その問題も実はNDフィルターによって解消できます)
フジノンレンズの魅力、という記事でも書きましたが、開放では本当に柔らかく、とろけるような描写をしてくれます。
発色もとても自然です。もっとヴィヴィッドなカラーが好みであれば、フィルムシュミレーションをベルビアに。
そして、マクロモード搭載のために、他のレンジファインダー機では機構的に考えられないほど、近くに寄って撮影することができます。
x100fでは最短撮影距離が10センチとなっているので、ほぼ撮れないものはないといえるでしょう。マクロ撮影を行う時は、光学ファインダーではなく、電子ビューファインダーに切り替えて、背面の液晶を見ながら行うとフルフレームでフレーミングが容易になります。
草や花、木、昆虫など、自然を被写体とするフォトグラファーにもおすすめのカメラです。