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NDフィルターを使う
x100シリーズでおなじみとなったNDフィルターは、x100fになっても健在だ。
デジタルテレコンや、ワイドコンバージョンレンズの進化が騒がれている中で、今回のfではNDフィルターの存在は影を潜めているように思える。
しかし、それはしっかりと健在だ。
設定すると、3段分のフィルター効果が得られる。
些細なことだけれど、風景写真や、屋外での撮影が多い方にはこのような小さな機能が嬉しい。今までは、物理的にレンズのフィルターを交換していたのだから、そのような手間がないということは、シャッターチャンスに集中できるということでもある。
桜の季節はすっかり終わり、初夏のような日差しの日中を歩いていたら、駐車場の柵後しに紅いツツジが咲いていた。
日本に暮らしていれば、なんてことのない花だし、構図も構成も良くはない。
ただNDフィルターの機能を思い出し、絞り開放で、効果を試すように、少しでも順光を浴びた花弁の存在を見たいと思った。
f2 s850 iso200 provia (ND filter)
x100fは開放値ではオールドレンズのような描写が得られ、絞るにつれてキリッとシャープになると良く表現される。
NDフィルターをかけた状態では、デジタル処理が相まってか、より周辺がまろやかに溶けているような印象がある。
しかし、花の色とグリーンのコントラストはとても自然にしっかりと出ていて、このような写真でもフジの力を感じられずにはいられない。
一枚の写真から、これは山に行って自然を撮りたいと思った。晴天順光で、植物を図鑑のように狙ったり、三脚を立て、川辺に向かいスローシャッターを切るのもいい。ストリートだけではないようだ。x100fの守備範囲は恐ろしい。
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![Tokimaru Tanaka](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/94346317/profile_85c7dedb41f3eb2aba074b0ed45f5267.jpg?width=600&crop=1:1,smart)