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SL2-SでMレンズを使って動画撮影する時に起こる問題

LeicaSL2-SでMレンズで動画撮影を行う際の大きな問題に気づいてしまった。

レンズプロファイルを当てると、レンズ補正パラメータの作動によって、周辺にムラが起こる。これはプロファイルを切ると解消できる。指摘している人が見当たらないのはなぜだろう。ライカ側も気づいていないのか。

「周辺光量落ち」はレンズの味を活かす意味では、撮影内容によっては許容できる。しかし映像撮影時のあのムラはあってはいけない。かと言ってOFFにしてEXIFにレンズ情報を残せないのも嫌だし。困った。

この現象が出ている映像をYou Tubeにもアップしてみた。

途中で同じカット内で、周辺光量が変化している部分があるのがわかると思う。

動画からのJPG切り出しでも見てみよう。

冷蔵庫のシーン

周辺光量の補正が入ったもの
こちらが周辺光量が落ちている

写真の切り出しだと、見分けがつきにくいかもしれない。両サイドの壁部分の白色を見比べてほしい。

同画面での変化になるので、動画だとはっきりとわかる。

Mレンズは現代に作られたものよりも、古いものが圧倒的に多い。それらの周辺光量を補正してくれるのは、写真ではとても有り難い。歪曲も補正されて、絞らなくても均一化した画面をつくることができる。

しかし動画では、問題だ。FIXで撮る時などは、画面内の構成物は動いていないので、よりレンズ側の動き(この場合はデジタルな補正)が映像として出てしまう。

ファームウェアのアップデートで今後は改善されるのかもしれないが、ライカ側も気づいていないのではないか。

この問題を避けるには今のところ一つしか方法は思いつかない。

レンズプロファイルを検出しないように、設定をOFFにすること。

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