詰め込みすぎた日々に静けさを
ふう。今日も一日お疲れ様です。
雨の仙台。
朝、自転車で職場に向かう途中、土砂降りの雨に見舞われました。
雨合羽を着ていたから、濡れるはずはないと思っていたけれど、甘かった。
しっかりずぶ濡れでした。
それはさておき。
雨の中、自転車のペダルを踏みながらふと頭に浮かんだことがあります。
私は、静けさを欲しているんだ、ということ。
静かな世界。それはまるで洞窟の中の暗い静けさ。
誰もいない浜辺。
森の小径。
猫はいてもいいかな。
ある人が言い当てた私の本音。
「君って、人間に生まれてきたことを後悔してるんだよね」
なんていうことをこの人は言うんだろう。
鳥になりたい
猫ならなおいい
草樹でもいい
誰かのそばを吹き抜ける風になるのもいい
そうと思っていることを、見抜かれていたなんて。
人間を見つめ過ぎるとつらくなってしまうことを、言い当てた人。
土砂降りの雨の中、あの人は今、どこでどうしているのだろうと思った朝でした。
さて、どうしているのかな?
たった数ヶ月、一緒に仕事をしただけの人。
詰め込みすぎた日々に、静けさが欲しい一日の終わりに思うのは、
すれ違った人々のこと。
やっぱり猫になってしまいたい。