時乃真帆/TOKINO MAHO

ぼんやり生きてる反省と、 のんびり生きてるヨロコビと。 backyard Writers。

時乃真帆/TOKINO MAHO

ぼんやり生きてる反省と、 のんびり生きてるヨロコビと。 backyard Writers。

最近の記事

実家がなくなった話の、一年遅れの連休。

一年前の3月、父がひとりで死んでいた話の、実家終いのテンヤワンヤや (あ、テンヤワンヤって、結構死語か。。。) 実家解散して実家更地にして実家売却して、実家片付けダイエットと 当時名付けたほどの、それはそれは大変だった日々の忘備録を綴っておくか そんな風にぼんやり考え、慌てて始めた4月。 ところが慌てて始めた途端、ありがたくもバックヤードライターの仕事が 続き、本気でそれ以外の書く時間がとれなかった4月であった。 頭の片隅では(それでも始めたからには時間をひねり出すんだよ!

    • 身元確認のお供に選んだ本。

      さて2022年3月2日の朝。 在宅ワークのオットの朝食とヒル弁当の支度に忙しい8時半、 父がお世話になっていた(という)デイサービスの職員さんから 「警察に電話してください」と連絡をもらった。 どうやら昨夜、自宅付近の路上で倒れていたらしく。 どうやら救急搬送されたらしく、 どうやら近親者を探していたらしく、 どうやら父を担当する民生委員さんから、父関係施設を教えられ、 やっとこ、そこに届けられていた「緊急時連絡先」の兄と私にたどり着いたということらしい。 デイケア施設の

      • 実家がなくなった話。

        終わりの始まりの、はじめの話。 自分の身の回りのことも、そろそろ、ぼちぼち、片付けなくてはならない。終活と言う文字が気になるお年頃の自覚はあった。 けれど、自分のことより、さらに気がかりが実家のことだ。 孤独死のニュースが流れると、ひとごとではない。 独特な距離の父と私であってもだ。 私と、実家にひとり暮らす父とはかれこれ25年ほどの国交断絶状態。 通信手段は4つ年上の兄を経由するか、気まぐれに父が寄越すハガキ程度。 直接言葉を交わしたのは、さて、10年ほど前の、親類の結