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銭湯日記「大黒湯(押上)」


今回、ご紹介するのは押上のキング「大黒湯」

スカイツリーそびえる麓の押上駅より徒歩6分のところにある
そんな「大黒湯」は体をきちんと休める所までも楽しめるような「ずっと楽しい」銭湯だなという印象でした。


今回は駅から近いこともあり、ゆったりと歩きながら銭湯へ。
遠巻きに光る「大黒湯」という看板がみえ、到着するまでの高揚感、、
少しドキドキしながら向かう、、。

この銭湯はテレビや雑誌などでとても取り上げられていることもあるためか、
中に入ってみると若い人たちで賑わっており
第一印象としては「昔から受け継がれる原風景」を凝縮しつつも
近代的な文化を吸収して独特な古臭さが体に心地良く馴染むような場所だなと感じました。
オーナーさんが持つ、銭湯やお客さんへの愛を細部まで感じられます、、。

さて、そんなこんなで中まで入っていきましたので早速入浴といきましょう。

この大黒湯は「大露天風呂」と「炭酸泉」が別々の浴室に分かれており
日替わりで男女の浴室が入れ替わるそうで
違う景色、違う浴室を毎回感じることができるような場所となっています。

先日、始めていった時には「炭酸泉」のある浴室でした。
欲を言えばやはり名物の「大露天」に入ってみたかったですが
炭酸泉側にもこじんまりとした露天があったりと楽しめたのでヨシです。

お湯のラインナップとしては、男女日替わりの「大露天」「人工炭酸泉」の他に「ボディマッサージ」や「スーパージェット」
日替わりで楽しめる「薬湯」などがあります。

薬湯もバラエティに富んでおり、僕が行った時には「こぶ湯」をやってました。
昆布を丸ごとお湯に入れているため、浴室の中がまるで海。
なんだか銭湯で感じない不思議な感覚でしたが楽しめました。(昆布サイコ〜)


そして、今回も緊急事態宣言などの発出により惜しくも入れませんでしたがサウナもあったりと
さすが老舗と言えるような豊富なラインナップでした。


また、ここの目玉は「大露天」や「炭酸泉」だけではありません。
冒頭で少し触れた「ずっと楽しい」を叶えてくれる活気的な設備がここにはありました。

僕も最初聞いてとても驚きました。
皆さんは銭湯に行き、どこで体を休ませますでしょうか?
大体常設のベンチや椅子、なければ浴槽の端に座ったり、、
これだけでも全然楽しめますよね。

ですが大黒湯はいかがでしょう?
なんと「ハンモック」を完備しているのです、、

銭湯とハンモック?うーんまあアリなんじゃないでしょうか?と少し納得していないあなたに是非お勧めしたい。

基本的に自分は「交互浴」と言われる「温かい湯船」に入った後に「水風呂」に入り外があれば外に出て風に当たり体を冷ます、その一連を繰り返してリラックスする入浴方法で入っているのですが
「交互浴」と「ハンモック」の親和性がものすごいのです。

早速僕も試してみました。

まずこの日は、比較的空いていたボディーマッサージにて体を温めました。
お湯の温度も44度前後とほんの少し熱めの設定で個人的には
体を温めるにはとてもいい浴槽だったので中々に上々のスタート。

サウナの横に常設されている水風呂、
体が温まってきたら水風呂に向かいます。
大きさは大人が1人入れるほどの広さで、なんだか可愛いサイズ。

手桶に水を組み、かけ水をし入水!
温度はそこまで低くなく、とても入りやすい!
息が少し冷たくなってきたところで外に出ましょう。

今回入浴した炭酸泉側はドアを開けて外に向かいます。
増築してあるスペースとのことで木の階段を上がっていくと来ました。ハンモックです。

早速座る。
はい、ありがとうございます。
最高です。

座ると分かる。整うやつやんですよ。(適当)

最初は座るだけでしたが、完全に足をハンモックの中に収納すると
まさにそこは「宇宙」
独特の浮遊感が、整いの最上級まで吹っ飛ばしてくれます。

軽く火照った体。
揺れるハンモック。
体に心地よく触れる外気。
もう君は胎児。(韻踏めた)

ハンモックに母性を感じましたね。

ウッドデッキのスペースは品川の新生湯なんかにあったりするのですがハンモックは珍しいかなと。

母の胎内へ戻りたい方は是非。

調べたところ、ここ以外にはあまりないとのことでしたので
ぜひ気になる方は要チェック銭湯です♨️

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