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星達の集う時間8

   ≪《【終末・闇】~闇に漂う空間~》≫

 星……。
 満天の……。
 綺麗。
 何処からか声がした。
『これで、良かったと?』
 ああ、死神だ。
『未来は何時だって、神の予測可能域だろう?』
『予測はたった一人の想いで変わる。
 それに、望んだのは、こんな事ではない』
『……僕だって、意外ですよ。
 妹がこんなに大切だなんて……』
『透が願った事を、あの子が望んでるとは思えない』
『それでも、いい。一瞬でも長く、生きて欲しい。
 ただ、それだけだから』
『そう……』
『読めませんか?あの子が行く先を……』
『読めない。あの子は星だから、
 でも……いや、なんでもない』
『でも、未来の終着は決まってる。
 神が消えたその日からの『定め』だから』
『!!知って……いたの?
 違う、同調したのね。星になった時に。それでも?』
『……』
『……』
『未来は予測不可能域でしょう?』
『そう、ね』

 あの時間、あの場所、あの場面。
 もしも、出会わなければ。
 もしも、望まなければ。
 もしも、選ばなければ。
 そうすれば、違っていたかもしれない。

『星は何を望むだろう。
 ねぇ、貴夜。君には判るだろう』

 だって、君は僕の……だから

 全てが壊れる。
 全てが始まる―






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